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野村<8604.T>のジョインベストで約定処理の結果通知に遅れ、650件の苦情問い合わせ

2008年 10月 24日 14:00 JST
 
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 [東京 24日 ロイター] 野村ホールディングス(8604.T: 株価, ニュース, レポート)のオンライン専業証券、ジョインベスト証券(東京都港区)で、売買の取引が成立したか否かの結果通知が大幅に遅れ、累計約650件の苦情や問い合わせが来ていたことが分かった。金融庁は、ジョインベストの対応が適切だったか確認を行っている。

 問題が発生したのは、相場が急騰し、比例配分銘柄が大量にでた10月14日。注文が殺到し売買が成立しなかった場合、証券会社は比例配分で一部の注文を成立させるが、ジョインベストは処理に大幅な時間を要し、同日中に投資家に対する約定結果を連絡できなかった。

 投資家に結果の通知が届いたのは15日午後10時ごろで、それまで顧客の画面には、売買が成立しなかったことを示す「失効」との表示が出たままだった。

 ジョインベストは、オンライン画面や投資家に個別に送るメッセージボックスに、約定の連絡が遅れていることを知らせ、「まだ約定の可能性があるので注意してほしいとの注意喚起をしたが、画面に失効と出たため投資家を困惑させてしまったのは確かだった」(企画部)としている。15日に丸一日、取引機会を失った投資家などから苦情も出て、15日の夜以降20日までに累計650件の苦情や問い合わせが来たという。

 ジョインベストの企画部は「金融庁には随時、状況を報告していた」と説明。そのうえで、今後は「銘柄配分の作業の担当者を配置転換や増員で対応するなど、問題の再発を防ぐため全体を見直していく」(同)としている。

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