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殺人罪が11年で3割増、背景に死刑未執行か

 死刑を執行している時期に比べ、死刑を執行していない時期の殺人犯罪が32%増加していることが分かった。韓国は1997年12月に死刑囚23人に対して死刑を執行した後、11年間死刑を執行していない。

 法務部がハンナラ党の朱光徳(チュ・グァンドク)議員に提出した資料によると、死刑執行が行われていた1994年から97年まで、年平均で607人が殺人罪で起訴された。

 しかし死刑を執行していない98年から07年までの10年間には、年平均800万人が起訴された。

 97年までは殺人犯で起訴された被告人が年間700人を超えることはなかったが、98年以降は700人を下回ったことが一度もない。

 朱議員は「死刑が執行されなくなってから殺人犯が大幅に増えたということは、法と原則が軽視された結果とみることができる」と指摘した。98年以降、死刑が確定したのは58人だ。

孫振碩(ソン・ジンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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