2008年10月22日 (水) 14:51 MAJOR.JP
【セントピーターズバーグ21日=By Alyson Footer / MLB.com】トロピカーナ・フィールドのトレーニングルームで顔を合わせたブラッド・リッジとダン・ウィーラーは、互いに祝福の言葉を交わした。古くからの友人でかつてチームメートだった2人は、敵としてワールドシリーズ初戦を迎える。
リッジは現在、ナ・リーを制したフィラデルフィア・フィリーズのクローザー。一方のウィーラーはア・リーグ王者タンパベイ・レイズのリリーフとして貴重な働きを見せている。そんな2人はかつてヒューストン・アストロズに在籍し、2005年には同僚としてワールドシリーズの舞台に立った。
旧友との再会に「お互いに笑わざるを得なかったね」というリッジは、「言葉なんて必要ないさ。長い間いろいろと話し合ってきたし、互いのことはよくわかっている。最高の気分だよ」とコメント。2人は所属チームが変わっても連絡を取り合い、ウィーラーはリッジのフィリーズが地区優勝したときに「ワールドシリーズで会いたいな」とメールを送ったという。
今はそれぞれが違うダッグアウトへと戻るが、それぞれが互いの健闘を願っている。しかし、もちろんそればかりではない。「きっとリッジも同じことを思っているよ。『あいつには頑張ってもらいたいけど、勝ってはほしくない』ってね。変な感じだよ。こんなことは初めてだ。とても興奮するね」とウィーラーが笑えば、リッジもそれに付け加えた。「僕らは当たり前の目標を持っているんだ。すべての試合に勝つ、というね」
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