ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]

ジャンル
サブジャンル

国内

北、在外公館に禁足令 「あす重大発表」情報も

10月19日8時2分配信 産経新聞


 北朝鮮が世界各地の在外公館に対し、職員らの外出を禁ずる「禁足令」を出していたことが分かり、政府は情報の確認や分析に追われる事態となっている。

 情報は17日朝にもたらされ、北朝鮮が16日夜までに「禁足令」を発し、本国からは「近く重大な発表がある」との理由が付けられている−というものだった。

 金正日総書記が9月9日に平壌で行われた建国60年の記念行事に姿を見せなかったことなどから、重病説も流れるさなかの情報だけに、政府関係者の間には緊張が走った。

 「禁足令」について、複数の日朝関係者は「特別待機命令」として14日から16日にかけて出されたものだと指摘するとともに、「北朝鮮は20日から外国人の入国を禁止すると聞いている」と説明する。出張などで在外公館を出ている高官は、公館に戻るよう指示されたという。

 別の日朝関係者は「北朝鮮外交官の亡命が相次いだため、今回とは別に、約2週間前にも長期外出禁止令が出された」としている。

 国交のない日本で、北朝鮮の出先機関的な役割を果たしているとみられる朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)では、18日早朝、中央本部が幹部に対し、海外渡航禁止と国内旅行自粛を指示したことがわかった。

 「禁足令」の情報について、外務省は「否定も肯定もしない」としているが、政府内では「金総書記が死亡したことによる後継者の発表ではないか」「クーデターによる政変」といった憶測も出ている。

 また、防衛省筋は「北朝鮮に目立った軍事的動きは見られない」とする一方で「20日に重大情報の表明がある」との情報も得て、今回の「禁足令」との関連について分析を急いでいる。

 一連の情報が、金総書記の健康問題と関連しているかどうかは不明だが、「北朝鮮が外部からの情報流入、外部との接触を警戒しているのは確かで、内部引き締め政策の可能性もある」(日朝関係筋)との分析もなされている。

【関連記事】
【麻生政権考】自分のことは自分でやろう
北朝鮮メディア、麻生首相を初めて非難
「早かった」テロ指定解除 日本、過信が生んだ失態
金総書記が「なお政権を支配」 韓国国防相指摘
日本、安保理非常任理事国に10回目当選 イランを大差で破る

最終更新:10月19日8時18分

Yahoo!ニュース関連記事

  • ソーシャルブックマークへ投稿 0
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • みんトピに投稿
  • はてなブックマークに追加
  • newsingに投稿
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿
  • Choixにブックマーク
  • イザ!ブックマーク
ソーシャルブックマークとは

この話題に関するブログ 3
主なニュースサイトで 金正日 の記事を読む

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます

みんなの感想 この話題についてみんながどう感じたかわかります。

みんなの感想(話題ランキング)


提供RSS