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和歌山市、約75億円の財源不足 21年度予算編成方針を発表

2008.10.11 03:14

 和歌山市は10日、平成21年度当初予算の編成方針を発表した。一般会計の予算規模は緊縮予算となった20年度並みの約1200億円となる見通し。税収減が予想される一方、財政破綻(はたん)の黄信号となる「早期健全化団体」への移行を避けるために累積赤字を抱える特別会計への繰り出しも継続し、約75億円の財源不足が見込まれている。

 市によると、21年度は景気後退による市民税の減収や地方交付税の減額が見込まれ、全体で261億円の累積赤字を抱える特別会計への補填(ほてん)も続く。さらに少子高齢化対策費や扶助費、企業用地の整備費など新たな負担も生じる。不足分は人件費の削減や行革推進債などを活用して補うという。

 また、歳出削減のため、部局ごとに予算上限を設けて財源を割り当てる「財源配分形予算編成方式」を6年連続で採用。各部局への財源配分の上限は20年度当初予算の95%とし、20年度の上限設定(19年度比85%)と比べやや緩和した。

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