中パ首脳が北京で会談 原発新設への協力が焦点【北京15日共同】中国の胡錦濤国家主席とパキスタンのザルダリ大統領の首脳会談が15日、北京市の人民大会堂で行われた。 貿易など経済関係の協力強化を協議。パキスタン政府は新たな原発計画で、中国側に建設の協力を要請しており、伝統的な友好関係にある中国側の対応が焦点だ。 パキスタンには、同じ核拡散防止条約(NPT)非加盟国のインドが特例として米国と原子力協定を締結したことに対抗する狙いがある。しかし「核の闇市場」を通じ核技術を拡散させたパキスタンの要請に中国が応じた場合、米国などの反発も予想される。 両国間の原発協力をめぐっては、中国がNPT非加盟国への核技術移転を規制する原子力供給国グループ(NSG)に加盟する前、原発2基の建設協力を行っているが、2004年の加盟後は、06年の首脳会談で新しい原発の供与を見送るなど慎重に対応していた。 ザルダリ大統領は14日から4日間の日程で北京入り。16日には呉邦国全国人民代表大会常務委員長(国会議長)、温家宝首相らとも会談する。
【共同通信】
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