“病気に強い血液型発見（仮）” （2008年10月19日放送予定） 最近、血液型別の性格判断本がベストセラーとなり、再びブームとなっているのが血液型。 Ａ型は「几帳面」、Ｂ型は「自己中心的」、Ｏ型は「大雑把」、ＡＢ型は「気分屋」。実はこの血液型性格判断の歴史は古く、昭和２年の心理学の研究論文によるもので、現在ではおよそ８割の人が血液型の違いによって性格や行動パターンが違うと信じているほどです。 果たして、本当に血液型と性格には、関係性があるのでしょうか。そこで保育園児に協力してもらい、それぞれの血液型別に行動を観察します。すると、想像を上回る面白い結果が次々と明らかに！ 一般的に「血液型」と呼ばれているのは、ＡＢＯ式血液型で、赤血球の型の一種。 しかし、そもそも血液型は何のために区別されているのでしょう。そこで実際に、Ａ型の血液に、Ａ型、Ｂ型、Ｏ型、ＡＢ型の血液をそれぞれ混ぜてみました。すると、Ｂ型とＯ型を混ぜたものは、血液が固まってしまったのです。つまり、輸血で血液型を誤ると、命の危険に関わるので、血液型は区別されているのです。一般的には、Ｏ型はすべての血液型の血液に輸血できる便利な血液型といわれていますが、衝撃的な事実が判明。Ｏ型と他の血液を混ぜると、ちょっとだけ固まる！？ 血液型には、輸血以外にも、驚きの性質がありました。なんと、血液型別で病気にかかりやすいかどうかが分かるというのです。それは、病気の原因となる、病原菌やウイルスにも、血液型のようなものがあるため。実際に試してみると・・・食中毒を引き起こすサルモネラ菌は、Ｂ型！？あなたの血液型は病気に強い？弱い？ 　 血液型には赤血球の他に、白血球の血液型があるんです。 その数、およそ１００種類以上で、人間は、ひとりあたり１００種類のうち６種類持っています。白血球の血液型は、骨髄移植の際に用いられ、６つすべてが合致しないと、成功の確率が低くなります。だから、骨髄移植のドナーを探すのは大変なんですね。 しかし、この白血球の血液型には、意外な作用がありました。なんと、女性の異性に対する好みに大きく関わっているというんです。女性は、大好きな白血球の血液型のタイプの男性を匂いでかぎ分けると言うのですが、果たして本当に好みの男性を選ぶのでしょうか。そこで、目がテン大実験を決行！中年男性５人にＴシャツを２日間着ていただき、うちひとりの男性の娘さんに、一番不快ではない匂いのＴシャツを選んで頂きます。大好きなお父さんの匂いをかぎ分けられることができるのでしょうか。所さんもビックリの結果が！ 来週は、皆が気になる「血液型」を科学します。お楽しみに！