suga♪の芸能評論など このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-10-07 女性は「正語」に重点を置く

女性は「正語」に重点を置く

主婦のなかには、ご主人の顔を見ると、条件反射的に不満の言葉が出る人も、そうとういるのではないでしょうか。

(中略)

女性の場合、悪しき言葉によって地獄をつくっていることが多く、「正しく語る」ということが特に大切なので、これをチェックしてください。

(中略)

女性の場合、よい環境で育てられ、恵まれた娘時代を送り、そのまま結婚して家庭に入ると、世間の人たちとの会話や仕事の経験がほとんどなく、言葉の統御ということを教わっていないため、言葉によって感情がストレートに出てしまうことが多いのです。したがって、女性は正語に重点を置くべきです。

 正語とは、仏教の反省法である八正道の一つの徳目です。

 口から発する言葉によって、建設的な人間関係を築き上げることも出来れば、人間関係を壊してしまう結果になる場合もあります。

 前者が天国への道、後者は地獄に通ずる道です。


 また、キリスト教では、聖書のイエスの教えとして「口より出ずる言葉汝を汚す」ということがよく言われます。


 以下は、最近読んだ某書に書かれてあった例です。

ずっと昔、一緒に旅行先の美術館に入った裕福なある女性に「どうせ、ここに展示してある絵や陶器は買えるわけじゃないから全然面白くないわ。パンフレットや絵葉書なんか買ってもつまらないしね」と言われ、パンフレットと絵葉書を嬉々として買おうとしていた私はすっかり固まってしまったのでした。

買えないものは見てもつまらない、感動できない、こういう女性は「お金持ちかもしれないけれど、心貧しい女性」だと思うのですが、あなたはいかがお考えでしょうか。

 思ったことをぱっと言ってしまった上記の女性の言葉は、一般的に失言に分類されるものでしょう。

 何より、相手に対する思いやりが足りなかったのが、相手である筆者の不評を買った原因になります。

 言葉というのは難しいものです。

 しかし顔の表情も含め、言葉ほどそのときの心の状態を表すものはありません。

 言葉の調律を意識して行って行きたいものだと改めて思いました。