米国の乳児死亡率、先進国中では依然高水準=調査
[ワシントン 15日 ロイター] 米国の乳児死亡率がほかの先進国に比べて依然として高く、2000年以降はあまり低下が見られないことが15日、米疾病管理センター(CDC)の調査報告書で明らかになった。
乳児死亡率とは、出産1000当たりの生後1年未満の死亡数。報告書によると、1960年に世界12位だった米国の乳児死亡率は、1990年に23位、2000年に27位で、最新の数字である2004年は29位と徐々に下がっている。
CDCの統計では、2006年の乳児死亡率は6.71で、前年よりわずかに減少。2004年は6.78だった。報告書では、米国の乳児死亡率の改善が2000年から2005年にかけて足踏み気味だとしている。
乳児死亡率が世界で最も低い国はシンガポールで2.0。2位以下には香港、日本、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドなどが続いている。
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