★日ハムは勝てる、の確信★
2008年10月12日
クライマックスシリーズ2戦目。梨田監督のインタビューを見ていたら、心なしか目に光るものがあったような気がする。
試合が行われた京セラドーム大阪は、梨田監督が、近鉄という球団の最期をみとった球場ではなかったのか。かつてのホームで、後輩の大石監督が率いる「バファローズ」との生き残りをかけた勝負。
今度、梨田さんに会ったら、じっくりと聞いてみたいと思う。どんな気持ちでビジターのベンチに入ったのかを。
それにしても、ツキがあった試合だと思う。
坪井や金子のラッキーヒット、それからオリックスの守備陣に出たミス。オリックスがリーグ後半に盛り返したのは、言うまでもなく北京五輪の恩恵にあずかったからだ。
五輪で戦力ダウンがなかったオリックス。ローズやカブレラの大砲は、ダルビッシュや成瀬ら、エースが抜けた各チームからばんばん花火を打ち上げ、あっという間に最下位から2位へと。それに比べれば、エースと4番の抜けたファイターズが、よく巻き返せたものだと、つくづく思ってしまう。
野球の神様の話は拙著「田中将大ヒーローのすべて」にたびたび登場するので、僕の言う神様がどんなものか、わかっていただけると思う。野球は偶然性に支配される部分が、意外と多いスポーツ。その中を勝ち抜くためには、運を味方につける力と技、そして野球の神様が一体になることが必要。日本一になったときの日ハム、そして昨年、あれだけ戦力低下しながら、リーグ優勝を勝ち取れたわけは、この「三位一体」となった何かが、ゲームを作っていたからだろう。
さあ、行くぞ、西武。待つものの苦しさと厳しさは、日ハムの方が知っている。ダルビッシュのローテーションも初戦にぴったり。早く、札幌ドームで次の日ハム戦を見たいものだ。
(今夜は、ファイターズの快勝を素直に喜びたい)
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