大阪市のJR大阪駅北側の梅田北ヤードの再開発で、西側の2期区域の開発指針を産官学で検討する企画委員会(委員長、西尾章治郎・阪大副学長)の会合が3日、同市内で開かれた。開発ビジョンの「環境」を具体化する四つのテーマが示され、委員会はこれに沿った都市型拠点をつくることを確認した。
4テーマはこの日、提出された中間報告に盛り込まれた。「地球規模の環境問題に対応し、地球にやさしい環境を創出する」「日本らしいライフスタイルを取り入れながら、快適な未来生活環境を創出する」--など。
また、関西経済同友会などが提言した、大阪市が開発主体となり2期区域を緑地化する案について、一部の委員が「この委員会は民間主導で開発することを前提にしている」と述べ、委員会での議論になじまないとの認識を示した。【久田宏】
毎日新聞 2008年10月4日 大阪朝刊