皇后・美智子さまが皇室に嫁がれて50年。その間、常に変わらぬ気品と優雅さをまとうお姿は、国民に「ご自分の意思を強く出さない、もの静かな女性」というイメージを抱かせている。しかし、かねてより美智子さまは波乱に満ちた数々の出来事に悩まれ、ときにその願い、思い〜本懐〜をはっきりと表現されている。番組では、これまであまり語られることのなかったエピソードを通じて、美智子さまの苦悩と、それを乗り越えられた際の強い決意を描いていく。また、美智子さまの少女時代からご成婚前の可憐なお姿など、貴重な写真の数々も紹介。ストーリーテラーを務める女優・常盤貴子が、人間味あふれる美智子さまの本懐に迫る。

◎第一章　悠仁さま・愛子さま…皇室の未来を背負う宮さまたち
　今年2歳になられた悠仁さまの成長を追うとともに、小学1年生になられ、現在カメの研究に夢中だという愛子さまのお姿を紹介する。ニュース映像だけではわからない、皇室のお子さまがたの(秘)エピソードも満載。

◎第二章　今、明かされる世紀の軽井沢の恋
　保守的な古いしきたりに支配された皇室に新風を吹かせてくれるプリンセスの登場…そうした国民の大きな期待を背負い、ご成婚の馬車に乗られた美智子さまの本懐。それはセンセーショナルにつくり上げられたイメージとは違うものだった。天皇皇后両陛下のテニスコートでの恋からご成婚決定までを見守った人々が、知られざるエピソードを語る。

◎第三章　困難に立ち向かう美智子妃の覚悟
　皇太子妃・皇后としての役割をはたすべく、国民の幸せを祈り続ける美智子さま。しかし、ときに火炎瓶を投げつけられ、事実無根のバッシング報道に心を傷め、失語症を患われたことも。数々の困難を乗り越え、信じる道をひたすら歩み続ける美智子さまのお姿を描く。

◎第四章　阪神淡路大震災に涙した美智子さま
　約6000人の犠牲者を出した阪神淡路大震災。その被害を知った天皇皇后両陛下は、いち早く被災地に赴き、被災者を励ましたいと関係者に強く訴えられたという。そして震災から2週間後に現地に入られた美智子さまは、スケジュールにかまうことなく、被災者たちの手を握りしめ、涙ぐまれた。そうした美智子さまの思いを当時の関係者らが証言、常に国民にお心を寄せる天皇皇后両陛下の"本懐"に迫る。