イオンは7日、08~09年度に閉鎖する総合スーパーの店舗数を、従来の40店舗から約60店舗に拡大する方針を固めた。食料品の値上がりなどで消費低迷が深刻化する中、リストラを加速して収益力の回復を急ぐ。閉鎖するのは、老朽化などで業績改善が難しいジャスコとサティなどの不採算の一部店舗。
消費者の節約志向が強まり、利益率の高い衣料品を中心に販売不振が続いており、追加のリストラ策をせまられた格好だ。
同社は4月に発表した中期経営計画で、総合スーパー100店の運営体制を見直すことを発表し、従来の規模拡大路線を転換する方針を示していた。【小倉祥徳】
毎日新聞 2008年10月8日 東京朝刊