日ハム戦、今季も高視聴率 地上波テレビ札幌地区2・5ポイント増の14・2%(10/08 10:09)
北海道日本ハムの今季レギュラーシーズンで、道内地上波テレビ各局の試合中継の平均視聴率は、14・2%(札幌地区、ビデオリサーチ調べ)と昨季より2・5ポイント上がった。中でも勝ち試合や接戦が高視聴率を記録。日本ハムが道民に浸透する中、それでもプロスポーツは勝ってこそ−を裏付ける格好となった。
道内の民放五局とNHKが今季中継した日本ハムの試合は、五十五試合で昨年より六試合増えた。今季最高の21・1%を記録した七月三日の西武戦は、ダルビッシュ有投手が先発、序盤で1−3とリードを許したものの、六回裏に5得点。6−4で逆転勝ちした鮮やかな試合展開に加え、当時は首位争いを繰り広げていたことが高視聴率に影響したよう。
実際、勝ち試合(三十試合)の視聴率は負け(二十五試合)よりも1・3ポイント高い14・8%。接戦も視聴者をくぎ付けにするようで、勝ち負けにかかわらず、二点差以内で終わった試合は、三点差以上の試合より3・4ポイントも高い15・6%だった。
こうした視聴者の心理を反映し、負けが先行してリーグV3の可能性が色あせてきた後半戦は低迷。前半戦は14・7%だったが、後半戦は12・5%。最低の3・2%だった八月三十日のオリックス戦は五回までに7点リードされる展開だった。
中継試合の平均視聴率が六局中最高の15・9%だったSTVの編成担当者は「平均視聴率は昨年と同じだが、チームの成績が昨年ほどよくない中で、実質的な日本ハム人気が伸びているのでは」と話している。