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ゆうパック、ペリカン便と統合難航−実質一本化来年10月に
09年4月に宅配便事業の統合で基本合意している郵便事業会社の「ゆうパック」と日本通運の「ペリカン便」の実質的な統合はさらに半年ずれ込み、同年10月になる見通しとなった。追跡システムなど業務システムは日通側のシステムを採用する計画だが、統合は09年9月末の予定。集配拠点や車両の一本化も同年10月以降となる。
07年の合意時点では、今年10月の事業統合を予定していた。統合のための準備会社「JPエクスプレス」を立ち上げたものの09年4月に統合が遅れた。また両社間で給与体系が異なるため、従業員はそれぞれの親会社から約半数ずつ出向する形で発足させる。新宅配便の名称も未定のままだ。
4月に発足する予定のJPエクスプレスの資本金は500億円。郵便事業会社が66%、日通が34%を出資する。従業員数は約1万1000人、取り扱い拠点数約25万カ所。
(掲載日 2008年10月08日)
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