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最終更新:2008年10月3日(金) 6時6分

ウクライナ大統領に武器不正輸出疑惑

ウクライナ大統領に武器不正輸出疑惑

 連立政権が崩壊したウクライナで、ユーシェンコ大統領がグルジアに必要以上に武器を売却していた疑惑が浮上しました。ティモシェンコ首相は、「違法な取引」と大統領を激しく攻撃しています。

 8月に起きたグルジアとロシアの紛争では、グルジア側がミサイル防空システムを使ってロシアの軍用機を撃墜しました。

 これに関連して、2日付のロシアの主要紙イズベスチアは、極秘文書を入手したとして、ウクライナが保有していたミサイル防空システムの半数を、ユーシェンコ大統領の判断で必要以上に安くグルジアに売却し、ウクライナの国防上、重大な齟齬(そご)をきたしたと報じました。

 ティモシェンコ首相は、この報道に先駆けて1日会見し、「政府は武器売却に関与していない。コントロールは大統領と安全保障会議が行っている」と述べ、ユーシェンコ大統領が違法な武器輸出を行っていると指弾しました。

 ウクライナではグルジアでの紛争後、連立を解消したティモシェンコ首相とユーシェンコ大統領が対立し、不安定な政治状況が続いています。

 今回の武器不正輸出疑惑が大統領の弾劾につながる可能性がある一方で、ユーシェンコ大統領が対抗手段として議会の解散に踏み切るとの観測もあり、ウクライナの政治的混乱に拍車がかかっています。(03日01:25)



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