改訂日2007年10月23日
 
第7条 【試合決着】
試合決着の分類は次の通りとする。
第1項 ノックアウト(K.O.)
1. ダウンして10秒以内に立ち上がれなかった場合。もしくは、ダメージが大きく10秒以内に立ち上がれないと主審が判断した場合。
2. 10秒以内に立ち上がっても闘う意志がない、あるいは闘えないと主審が判断した場合。
3. 1ラウンド中に3回のダウン(トーナメントでは決勝戦以外は2回)があった場合。
第2項 テクニカルノックアウト(T.K.O.)
1. 負傷の原因が双方の偶発性により、試合続行不可能と主審が判断した場合。
2. 試合進行中、コーナーマンがタオルを投入した場合。なお、主審がこれに気付かない場合は、審議員長が試合終了の合図をさせることができる。
3. レフェリーストップ
選手の一方が著しく優勢で劣勢な選手が危険な状態と主審が判断した場合。
4. ドクターストップ
リングドクターが選手の負傷あるいは大きなダメージにより試合続行不可能と判断した場合。 特に選手がダウンして大きなダメージがある場合、リングドクターは審議員長に進言し、協議のうえ試合終了の合図をさせることができる。
第3項 判定
ノックアウト、テクニカルノックアウト、または失格などによる勝敗で決定しない場合、ジャッジ3名に
よる判定をとり、最終ラウンド終了後に各ジャッジの採点(ポイント)を集計し、ポイントが多い選手を
勝ちとする。但し、これは2名以上のジャッジの同意によって勝者が決定するものとする。なお、2名
以上の同意が得られない場合、トーナメントもしくは3分3ラウンド制のワンマッチにおいては延長戦を行い、延長戦最終ラウンドでは必ず勝敗を決するものとする。また、3分5ラウンド制のワンマッチ最終ラウンドにおいても同様に、必ず勝敗を決するものとする。
第4項 引き分け
1. 両者が同時にダウンし、カウント9以内に双方が立ち上がらなかったとき。
2. 選手が偶発性の負傷により試合を続行できない場合は、第8条の規定にある試合成立のためのラウンド数が終了していれば、終了しているラウンドまでの採点を行い、ジャッジ2名以上の同意がない場合引き分けとなる。
第5項 ノーコンテスト(無効試合)
1. 選手双方がルール違反を犯したり、八百長、または馴れ合い試合を行ったと認められた場合。
2. 主審が再三、注意、警告しても誠意あるファイトを行わず(無気力試合)、主審が双方に失格を宣言した場合。
3. 選手が偶発性の負傷により試合続行が不可能と判断され、第8条の規定にある試合成立のためのラウンド数を終了していない場合。
第8条 【試合成立】 3分5ラウンド制の試合については2ラウンド終了時、3分3ラウンド制の試合については1ラウンドが終了した時点で公式な試合が成立したものとする。但し、アクシデント等があった場合は第14条を適用するものとする。
第9条 【カウントダウン】 第1項 ダウンとは、攻撃によるダメージにより、選手が足の裏以外の部分をマットに着けた場合をいう。但し、主審が攻撃によるダメージが少ないと判断し、ダウンをした選手が速やかに立ち上がって再開の意思表示をした場合はフラッシュダウンとし、ダメージのあるダウンとは判定において差がつく。        
第2項 ダメージが無くても、選手が倒れて速やかに立ち上がれない場合もダウンとなる場合がある。
第3項 選手に明らかにダメージがあり、続けて攻撃を受けた場合に主審が危険と判断した時には、選手が倒れていなくてもダウン(スタンディングダウン)を宣告する場合がある。
第4項 ダウンカウントは、主審の「ダウン」のコールとジェスチャーに従って進められる。主審の「ダウン」コール後は、タイムキーパーのストップウォッチにより正確に計られた秒間に従い、場内アナウンサーがカウントダウンしていく。
第5項 ダウンを奪った選手は、速やかにニュートラルコーナーへ移動しなければならない。また、主審がダウンカウントを取っている間、指示があるまでニュートラルコーナーで待機しなければならない。
第6項 ダウンを奪った選手がこの指示に従わない場合、主審はダウンカウントを中断し、ニュートラルコーナーに移動したことを確認した後にダウンカウントを再開する。
第7項 主審がダウンカウント中にそのラウンドが終了時間に至った場合、主審のカウントが継続していればタイムキーパーは終了の合図はしない(ゴングは鳴らさない)。よって、主審のダウンカウントがストップした時点でそのラウンドは終了となり、10カウントが入ればK.O.(ノックアウト)、試合続行が不可能であると主審が判断した場合はT.K.O.(レフェリーストップ)となる。
第10条 【採点基準】 試合の得点は次の項目に該当するものを基準として評価、採点される。
第1項 パンチ、キックなどの有効技により、的確且つ有効な攻撃が認められ、相手に相応のダメージを与えたかどうかを判定する。
第2項 採点の優先順位は、
1. ダウン数
2. 相手に与えたダメージの有無
3. クリーンヒットの数
4. アグレッシブ度(攻撃点)
とする。
両選手10点満点を基点とし、劣勢もしくはペナルティを受けた選手から減点していく採点方法を取る。なお、採点の基準は以下の通りである。
* 微差の場合は10:9.5
* 明らかに差がある場合は10:9
* ダウンに近いダメージがある場合10:8.5
* 1回のダウンがある場合10:8、但し、フラッシュダウンの場合は10:9になる場合もある
* 2回目のダウンがある場合10:7(トーナメント決勝戦、ワンマッチの場合)
* 明らかに優勢であるが、反則等により減点1があった場合9:9
* ダウンを奪うが、反則等により減点2があった場合8:8
但し、トーナメント本戦においては、両者の差が0.5ポイントの場合は引き分けとなるが、ワンマッチおよび延長戦においては、0.5ポイントの場合でも勝敗を決する。
第11条 【延長戦】 本戦に引き分けの裁定が出た場合、トーナメントもしくは3分3ラウンド制のワンマッチにおいては、延長戦を行う。トーナメントの決勝戦および3分3ラウンド制のワンマッチは2ラウンドまで、それ以外は1ラウンドの延長戦を行い勝敗を決する。本戦は、通常3分3ラウンドのため、3ラウンド終了時点のジャッジの採点が引き分けの場合には、延長戦を行うものとする。延長戦最終ラウンドでは、内容が引き分けの場合でも第1ラウンドからの全体の流れを考慮して採点し、たとえ微差でも優劣をつける採点を取る。 また、ワンマッチにおいても、トーナメント戦の最終ラウンドの判定と同様、微差でも優劣をつけて採点を取る(引き分けの廃止)。
 
   
 
 
   
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