９月２４日（水）、国会での指名を受け、天皇陛下により新・内閣総理大臣に任命された麻生太郎氏。彼はカトリック信徒であるという。
宗教団体を強力な支援団体として擁する公明党や神職、僧籍にあったり、牧師を勤める議員を除けば、国会、地方議会を含め多くの議員はご自身の「信仰」を公の場では語ろうとはなさらない。
新・内閣総理大臣である麻生太郎氏、そして、西村真悟議員や山谷えり子議員がカトリック信徒であることを存じ上げないカトリック信徒も多いようである。
日本政治において、「信仰」はそれほど重要な意味合いを持たないのであろうか？実際、プロテスタント信者である石破茂農林水産大臣も以前の講演会で「日本では『宗教』は票に繋がらない」とおっしゃるのをお聴きしたこともある。
そのような中、親友であるおつるさんがご自身の設置されるブログ『おつるの秘密日記 酒と薔薇と愛の日々』で「祝!!! クリスチャン 麻生太郎 第92代内閣総理大臣 首相 就任」と題するブログをお書きになっている（http://blog.zaq.ne.jp/otsuru/article/537/）。
まずは、おつるさんに「おめでとうございます」とのことばを送りつつも、この喜びに水を差すようなことを書かせていただきたい。
自分は政治家を選択するに当たり、その政策や人格を判断材料にする。もちろん「信仰」も議員や候補者の人格を構成する大切なファクターであろう。しかし、「同じカトリック信徒である」ということをもって諸手を挙げて応援することはできない。
もちろん、おつるさんも自分同様であり、麻生太郎氏がとるひとつひとつの政策を判断材料となさっているであろうことは十分に分かっている。
小選挙区制をとる衆議院選挙において、自由民主党と公明党の選挙協力により、ある日突然「次の選挙では自由民主党の候補に投票するように」と言われても釈然としない。日蓮聖人様はそのようなことをお望みなのであろうか？
自分は、政治、選挙と「信仰」は別と割り切っている。もちろん政策の選択に当たっては、「信仰」の目で判断している。しかし、少なくとも「同じカトリック信徒である」ということは選択の理由にはならない。特に、財閥の御曹司として、多くの人に傅かれ、何不自由なく育ってきたであろう氏と比べれば、その背景が全く違いすぎ、共感できる部分も少ない。今までは「反麻生」という感じではあったが、まずはお手並み拝見である。
麻生太郎氏は好き嫌いがはっきり分かれる
タイプですね。私の母親は嫌いなようです。
でも私は好きです。
>財閥の御曹司として、多くの人に傅かれ、何>不自由なく育ってきたであろう
私は、こういう方こそ、お金儲けや汚職に興味がないのではないかなと思います。
資産があるからこそ、寄付してほしいために
特定の企業や人に擦り寄る事も必要ないし、
だから利権がらみで 信念を曲げることも
ないかなーと。
それと皇族が親せきだし、吉田元首相の孫という事で、そのプライドから悪い事はしないかなと
思ったりして・・