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【週刊韓(カラ)から】出生率世界最低…韓国のお産事情 (3/3ページ)
このニュースのトピックス:韓国
24時間態勢で産婦人科や小児科の専門の看護師がみてくれるほか、規模によっては栄養士も配置している。利用期間は2週間が一般的で、ソウル市内にある人気の「車病院付属産後調理院」(2004年開院)の場合、3食付きで330万ウォン(約33万円)となっている。3カ月前までに予約が必要だ。
同院の場合、隣接する車病院で出産した女性の半数以上が利用している。費用がかなりかかるためか、利用する女性の多くが仕事を持っているという。
「授乳や体操、マッサージなど産後ケアの教育プログラムがあるうえ、母親同士が育児について情報を交換できるといった利点がある」と看護師長の尹熹慈さん。産後ケア施設で知り合った母親同士がネットワークをつくり、退院後も連絡を取り合う。“お産事情”は韓国のほうが日本より進んでいるようだ。(ソウル 水沼啓子)