ニュース: 国際 RSS feed
【週刊韓(カラ)から】出生率世界最低…韓国のお産事情 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:韓国
韓国の場合も普通分娩なら3日ほどで退院する。その後も日本と同じように自宅療養をしていたが、最近は様変わりしている。それが産後ケア施設だ。
産後ケア施設は1990年代半ばから増え始めた。女性が社会に進出するようになり、実家の母親が仕事を持っているため、産後の娘の面倒をみることができないことや、価値観の変化で専業主婦でも子育てを面倒がる母親が増えているという事情がある。
韓国保健福祉家族省によると、2006年12月現在全国294カ所だった産後調理院は08年6月現在で402カ所に増えた。以前はサービス業の一種で、法的な規制はなかった。だが、ずさんな管理で新生児の集団感染といった問題が起き、同省は05年12月に母子保健法を改定し、06年6月から施行した。人員や設置基準を定め、管理を厳しくしたのだ。
産後ケア施設の形態はほぼ産院や病院と同じで、大病院に付属しているケースも多い。20室ぐらいの規模の施設が多く、すべて個室で、テレビや冷蔵庫、電話が備え付けられている。