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【週刊韓(カラ)から】出生率世界最低…韓国のお産事情 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:韓国
日本以上に少子化が進んでいる韓国。2007年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供の数)は1・26だった。日本は1・34。2005年には韓国は1・08まで落ち込み、世界最低を記録している。少子化に悩む韓国の“お産事情”を探ってみた。
韓国も日本と同様、出産は病院か産院で行われている。日本と少し違うのが出産後のケアだ。韓国ではいま、「産後調理院」と呼ばれる産後ケア施設が流行している。
「調理」は韓国語で料理のほかに養生という意味もある。産後ケア施設では、赤ちゃんの面倒までみてくれるうえ、新米ママさんたちのネットワークづくりにも役立つという利点があり急増しているのだ。
日本の場合、普通分娩(ぶんべん)で出産後5日間ほど病院や産院に入院するのが一般的だ。その後、実家などで1カ月ほど療養する。実家での療養が難しい場合は、自宅で家事をこなしながら、2時間おきの授乳など育児もしなければいけない。産後間もない母親の肉体的、精神的な負担は大きい。