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国交相「申し訳ない」「所管でない」「文科省に聞いて」

2008年9月26日12時25分

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写真中山国交相

 成田空港整備への住民の反対を「ごね得」と批判するなどした自らの発言について中山国土交通相は26日午前の閣議後会見で「国民に迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪した。

 中山国交相は、成田空港に関する発言と、海外からの観光客の誘致をめぐって日本人を「内向きな単一民族」と表現した発言については「国交省の所管事項にかかわること」として、事務方が用意した書類を読み上げながら空港整備とアイヌ民族の歴史的経緯について説明。その上で、「国交省の中で仕事をするのが初めてだったのでよくわからない点があった」「誤解を招く表現だった」と述べた。

 成田発言については、同日中に堂本暁子・千葉県知事の訪問を受け会談する、とも明らかにした。

 大分県教委の汚職事件に関連して「日教組(日本教職員組合)の子どもは成績が悪くても先生になる。だから大分の学力は低い」などと述べた点についても発言自体は撤回したが、意図や真意について記者らから問われても「所管事項ではないので」と繰り返し、詳しい言及を避けた。

 発言から数時間で撤回に至った流れについては「(事務方から)アイヌの方々が不快の念を持っていると聞いたため」と説明。「私人としての発言と公人としての発言は区別すべきだとあらためて認識させていただいた」とも述べ、謝罪姿勢と自説との間のへだたりもうかがわせた。

 「『日教組の強いところは学力が低い』というのは事実なのか」と問われた際には「文科省に聞いてください」と述べた後で「わたしも少しは知ってますけど」とも語った。

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