ダーリンはアルジェリアン in 香港

このままじゃ両親に顔向けできません・・・
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式前夜、やっぱり彼のお財布にお金は下りてきませんでした。

私も明日の式の準備や、父と母の出迎えなどで忙しくしていて
彼には「とにかくのんびりしてないで、お金が工面できるように奔走してよ！」と発破をかけ
前夜になって「延期できないか」などとふざけた事を言う彼にさすがの私もぶっち切れ、
そんな式の前夜、飛び出して行った彼はとうとう家に帰ってきませんでした。

当日朝家に帰ってきた彼、やはりお金は用意できないとのこと。

早朝に両親を朝ごはんに連れて行ったときついでにATMで
お金を下ろしておいて良かった・・・。

式代は私が払い、ひっそりながら和やかに式は終わりました。

ビューラー忘れちゃって折角買った着けまつげがつけられなかったり（笑
指輪が私の指に入らず苦戦してしまい思わず笑いが漏れたり（笑
←フィンガーレスグローブを購入したお店にしてマス
最後にはお互いと、お互いの証人（？）のサインをし、
婚姻の証明書を頂いて式は終了しました。一組たったの15分の式！
←二人の前に置いてあるリングピローを購入したお店にしてマス

その後、外へ移動し、家族や友達と写真なんか撮っちゃいました。

　

やだね、なんかこういうの恥ずかしいよね
ま、いっか一生に一回だけだし。


このあと、またちょっとした（いや、かなり！？）アクシデント。

実は彼、ネイリーから2,000ドル貸してもらってたのに、
それを私には500ドルしか渡してくれなかったのです！？

式の後、友達と親と一緒に食事して一旦家に帰る途中、ネイリーにお礼の電話したところ
ネイリーは「500ドル？2,000ドル渡したよ！」というので、バレてしまった訳ですが・・・。

家にすでに帰っていた彼と、その後バトルでした。

なぜネイリーから2,000ドル貰ったこと言わなかったのか！

彼には彼の言い分があるようですが（来月のネイリーの結婚式にご祝儀出したかったとか）

でもネイリーは、本当は彼が払うべきお金を仮払いした私に、と言ってよこしたそのお金を
ねこばば同然（この「ねこばば」というニュアンスが説明できないのが辛いっ）した
彼は責められても当然だと思うのに、彼ったら、今度は逆切れ・・・。

はぁ～

まさか、式直後。
彼に対する信用をこんなに失ってしまうなんて・・・

大事な日に、こんな風なことになってしまい、
でもその後、また父と母に会って、笑顔で一緒に観光やご飯に行かなければいけなかったので
結構この時しんどかったかも、です。

この日、ネイリーにすべてを話し、
ネイリーはもう一人の友達と一緒に、
深夜のマクドナルドに彼を呼び出し、色々話をしてくれたそうです。
こういうのはムスリムの男子ならでは、なのでしょうか。なんか頼もしい友人達です。

間違いをいっぱい指摘され、逆切れてたらしい彼ですが、
時間がたてばきっともっと冷静に自分の間違えを省みる余裕もできるんだろうな、
とひそかに期待もしている私だったりします。


ねこばばしたこと、私のかばんの中も探ってたこと、ちょっと暴力ちっくなことがあったこと、
そんなこんなで、私が今、彼を受け入れられない状態なので、ちょっと距離を置いているのですが

昨日に比べても少し冷静になったのか、

今の状況では私の助けが無いと大変になると言うことに改めて気がついたのか、
さっき、カフェでネットしている私の元にきた彼は、昨日までの荒くれ番長っぷりとは対照的に

かなり穏やかないつもの彼加減でやってきましたよ
（チーズなんかお土産に持ってきたりして・・・）




式までドタバタだったから、
「生活」というところの現実味を帯びた話し合いをしないままここまで来ちゃった私達。

結婚して「夫婦」になったので、
さぁさ、ここで改めてきちんと二人の間のルールを決めなくっちゃ、と思いました。

ここがゴールじゃなくてスタートですからね。
ネイリーにも言われちゃったよ！「もう二人は恋人同士なんじゃなくて夫婦なんだから！」って

きちんとルールが守れることが確認できたら、
そしたら今度はきちんと日本の領事館に結婚の届出をしたいと思います。

自分を守る手段（逃げ道？）もまだまだ確保しとかなきゃ、ですものね

「ちゃんと定職つかないとお父さん怒るよ」と伝えなさい！とは父の談

早くも離婚の危機です
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そんなわけで

結婚しました。





父と母が遥々日本から来てくれました。

年寄りには並大抵の道中ではなかったはず。
父は本当に最近体調が悪く、本当に辛い思いをさせてしまったと
胸が痛くなってしまうシーンが幾つかあり

そんな父のためにも
踏ん張って幸せになる道を築いて行かなきゃな・・・
と思う私なのでした。





式前日、夜も遅くに到着したホテル。

荷物を降ろしたお父さんが、かばんから差し出してくれたのはお赤飯でした。



お父さんはこの日、早起きをして、
自分で炊いてくれたんだそうです。

成人式のときもそうでした。
そんなことも思い出しちゃいました。



最近お父さんは胃がんの経過が悪く、
やわらかいものしか食べられなくなっているんだそうです。
前は芯が残るぐらい硬いご飯が好きだった人なのに・・・



父の炊いてくれた今日のお赤飯はとっても柔らかくて。
そんな一口で、涙があふれてきちゃいました・・・。



式の後も。
食べ物の消化ができない父は食後すぐ動くと
すべて戻してしまうそうなのですが

私が差し出したジュースで気持ちが悪くなったとき、トイレに駆け込んで行ったのですが
「出すのがもったいない」と言って出すのを我慢したそうです。

そんな言葉聴いちゃったら・・・

胸が詰まっちゃいました・・・



こうやってパソコンのキーを叩きながらも
お父さんのこと思うと涙が止まらなくなっちゃいます。


お父さんを悲しませたくないです。

幸せな報告ができるように。まだまだ踏ん張らなくっちゃ、です。

彼が変わってくれるようにとも祈っています