政界引退を報道陣に問われ、うなずいた小泉元首相=25日午後7時34分、神奈川県横須賀市、壱田和華子撮影
神奈川県横須賀市内にある小泉純一郎事務所。事務所関係者によると、25日午後7時から小泉元首相も出席し、支持者の地元県議や市議を集めた会合が開かれた。
午後7時半すぎ、事務所から出てきた小泉元首相は、報道陣からの「引退するのですか」という質問に、大きくうなずき、車に乗り込んだ。赤信号のため発進待ちをする車を報道陣が囲み、再び引退の真偽を尋ねると、小泉元首相側の車の窓ガラスがあき、右手を軽く挙げてうなずいた。
会合に出た県議によると、小泉元首相は「政治活動は続けるが、国会議員は引退する。後継者は進次郎だ」と、次男の進次郎氏(27)を指名したという。
長年支持している男性は「まだ66歳だし、ちょっと早いんじゃないか」と残念がった。男性によると、今年に入ってから、進次郎氏が新年の賀詞交換会など各種会合に顔を出しており、地元では「後継者は長男の孝太郎さんじゃなくて、進次郎さんになるのでは……」と取りざたされていたという。