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米女子ゴルフで「韓国人父の不正行為」が物議

 米女子プロゴルフツアーで活躍する韓国人選手と行動をともにする「ゴルフ・ダディ(Golf Daddy)」の“常軌を逸した不正”が物議を醸している。

 今月9日からオハイオ州ダブリンで開幕するウェンディーズ選手権(賞金総額110万ドル)の出場メンバーに対する韓国人選手の父親の不適切なコーチと不正行為について、米女子プロゴルフ協会(LPGA)が6日(韓国時間)に会議を招集したとAP通信が報じた。

 ことの発端は20人余りに達する韓国人選手に同行した一部の父親が、娘のボールを打ちやすい場所に移動させたり、グリーンの後ろから手振りで方向や適切なクラブを教える“不正行為”を働いているとの不満がLPGA事務局に伝えられたことから始まった。

 ゴルフ競技では選手はキャディ以外のアドバイスを受けられないことになっている。

 タイ・ボータア・コミッショナーは米国のゴルフ雑誌「ゴルフワールド」とのインタビューで「会議はゴルフ規則とLPGA規定をより熟知するために開いた」と説明した。

 同コミッショナーは「韓国人選手の父親が木の下に落ちたボールを打ちやすいところに移した」という内容が、正式に事務局に通報されたかどうかについては明言しなかった。

 ボータア・コミッショナーは「いろいろな噂があったが、いずれもはっきりした確証はなかった」とした。

 しかし今回の“不正疑惑”は、これまでうやむやにされていた問題が取りざたされた点で、韓国人選手の父兄たちに波紋を呼んでいる。

 問題の直接的な発端は、先月のカナダ女子オープンで韓国人選手の父兄同士が「父親が娘のボールを打ちやすいところに移した」という問題をめぐって、言い争いになったことに起因すると消息筋は見ている。

 グリーンの後ろでパットラインを教えたり、適切なアイアンを指で教えたりする行為に対し、他の選手たちがたびたび不満を示してきた状況で、韓国人選手の父兄同士で言い争いまで発生し、“国際的な恥”をさらした形となった。

趙正薫(チョ・ジョンフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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