全労ＳＹ青年部週報

毎日新聞社前には、六時を回るとあいにくの悪天候にもかかわらず、続々と集会の参加者が集まってくる。
　書泉労組、新聞輸送分会共同デモの前段として取り組まれた毎日新聞社前の抗議集会では、１３０名が参加した。
　３．１９に続いて４．１８でも雨降りでしたが、天気にも負けず元気なシュプレヒコールを行いはじまった。
　この間、新聞輸送、書泉、旭屋と私たちの労働組合に加盟する組合で経営危機にさらされている。
　書泉では、経営側の店舗拡大失敗のあおりを受け、４０歳以上の５名の社員を除いて３５名が「希望退職」の名のもと事実上の解雇を突きつけられようとしてている。
　全労原委員長（書泉）は、「全書泉（多数派組合）は、委員長が辞任し傍観を決め込んでいるが、私たちは闘う。今ほど労働組合の存在が求められていることはない。書泉経営を追い詰めるために地域の仲間とつながっていく」とあいさつに立った。
　旭屋労組で解雇通告を受けたアルバイトのＡさん（勤続２９年）も、新聞輸送の仲間たちの仕事での責任感や誇りを奪う毎日新聞社のやり方と「店舗閉鎖（銀座、水道橋）に伴う労働者へのしわ寄せを行う旭屋と全く同じ。許すことが出来ない」挨拶していただいた。
　その後も、続々と集会参加者が集まり、教育会館前でのデモに出発する際には２００名の仲間が参加して、竹橋から神保町にあるの書泉グランデを通過し、毎日新聞社と書泉に対して怒りのシュプレヒコールをぶつけていった。
　現在、毎日新聞社では、運輸業者の契約解除だけでなく、契約解除された業者に対し運賃の踏み倒しを行おうとしている。この間の毎日の配送業務の混乱を招いたのは、協力しなかった運送会社の責任だとして、一部運送会社に運賃不払いの通告を行っている。
　このような自分たち経営の失敗の責任を棚に上げた逆ギレともいえる報復を毎日新聞社は行ってきているのだ。
　私たちは、経営の失敗に居直る労働者泣かせ、下請け泣かせの毎日新聞社を絶対に許さない。優位的立場で一方的契約解除をした事自体が問題なのだが、この運賃不払い問題で毎日新聞社の社会的責任はますます増大したと言える。
　全労新聞輸送分会は、毎日新聞社の親会社責任を最後の最後まで追求し、地域の労働者の仲間とともにすべての地域での争議解決にむけて闘っていきます！