桜井淳水戸事務所から次のようなメールが入りました(「桜井淳所長自宅付近の偕楽園公園とセントラルパークの共通点」の項を参照)。
4月28日早朝、千波湖の湖畔で白鳥等が7羽(黒鳥5羽と白鳥2羽)も撲殺されているのが発見されたそうです。千波湖は、桜井所長の日課の散歩コースだそうです。そればかりか、来客や学術セミナーの参加者を案内していました。桜井所長が自慢の公園です。それだけに大変なショックと怒りを感じているようです。
千波湖には、各種の貝類(マルタニシ、カワニナ、モノアラガイ、マシジミ、イケコザラ、カラスガイ、ダルマガイ、マツカサガイ)や甲殻類(テナガエビ、スジエビ、アメリカザリガニ、ヌカエビ、モクズガニ)、魚類(ナマズ、コイ、キンブナ、モツゴ、ゲンゴロウブナ、ソウギョ、ハクレン、クモロコ、タイリクバラタナゴ、ウナギ、ルダカ、ドジョウ、ジュズカケハゼ、ヨシノボリ、ヌマチチブ、ウキゴリ、カムルチー、ボラ、オオクチバス)、両生類(ニホンヒキガエル、ニホンアマガエル、トウキョウダルマガエル、ウシガエル、シュールゲルガエル、イモリ)、爬虫類(アオダイショウ、シマヘビ、ヤマカガシ、マムシ、)、鳥類(カイツブリ、カルガモ、カワセミ、カッコウ、オオヨシキリ、セキレイ、ツバメ、水戸市の姉妹都市の彦根市から1970年6月に贈られたコブハクチョウ、オオハクチョウ、1978年1月に宇部市から移入された黒鳥(black swan)、ガチョウ、アヒル、ガン、カモ、カモメ、その他64種)が生息しており、特に、白鳥や黒鳥等の鳥類は、湖畔に上がっており、子供や散歩者と直接接することができ、散歩者には、心の安らぎのようです。
子供の教育にも願ってもない条件ということです。桜井所長もよく息子さんと散歩したそうです。隣接する桜川には、鯉がいっぱい泳いでおり、最近は、鮭が帰ってくるそうです。そんなすばらしい環境です。
桜井所長は、これまで、千波湖の魚類や鳥類、それに、桜川の鯉に、心無い人達によるいたずらがなかったことに、不思議と言うか、その倫理観の高さを誇りにしていたそうです。それだけに今回の白鳥7羽撲殺事件はショックだったようです。まだ、水戸署が捜査中で、犯人は分かっていませんが、桜井所長は、そのような犯罪の犯人は、これまでの犯罪報道や犯罪心理学からすれば、まったく推定できないことではなく、社会から尊重されずに世の中への挫折と反感を持っている人達ということです。桜井所長は、二度とそのようなことがないように願っており、環境をよくするために、犯罪をなくすために、努力するそうです。
千波湖の生息物についての事実関係は文献 『千波湖の自然』(水戸市立博物館、1987)による。