■行列店のなぞ
そういえば、前からナゾに思っていることがある。「フェスの行列の出来かた」だ。
幾つか、なんとなく分かっていることはあるのだが。
まず、こういうフェスは、日本各地から出店しているので、「都内の有名なお店」のブースは、実はあまり人気がない。
皆が「その気になれば、いつでも食べに行ける」と思ってしまうからだろう。
都内のまだ新しい店や、地方のお店で、メニューや看板、キャッチコピーが良いものが人が集まるようだ。
大使館や留学生の店は、意外と激混みにはならない(やはり宣伝が地味だからか?)。
でも混んで混んで…行列の先が何か見えなくなったピーク時に流行るのは、「行列が長い店」。「並んだほうが美味しいだろう」と皆、思うのだろう。
では流行ってない店は美味しくないのか?
気になってしまって、誰も並んでいない、某店のカレーを食べてみた。
……これが、美味しかった。
あれれ?
普通の夜店の屋台なら、もっとマニュアルがあるだろうに、世界ものフェス系の客のツボは、まだよく分からない。
ベトナムフェスは高レベルのほうだ、「日本語でメニューと値段を書いてくれないと困るなあ」というフェスだってあるのだ。
来年以降の屋台は、どんなふうに進化していくのだろう。そして何が重要なのか、チェックしたい。 |