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【サッカー】

柏、鹿島サポーターが流血騒ぎ

2008年9月21日 紙面から

 選手が激闘を繰り広げるピッチの外で、鹿島、柏の一部サポーターが大立ち回りを演じた。試合終盤の午後4時40分ごろ、鹿島サポーターの2人が柏側のゴール裏に侵入。気づいた柏サポーターに殴られ、額に4針縫う裂傷を負うと、試合後にもみ合いは拡大。怒号が飛び交う修羅場と化した。ゲートは封鎖され、警官70人が出動して事態が沈静化した後も、安全のために柏サポーター約50人が午後7時ごろまでスタンドに残された。

 試合前から火種はくすぶっていた。試合開始の約1時間前に、西ゲートで両軍サポーターの20人が衝突。柏側の1人が唇を切る軽傷を負い、この時点ですでに警官が出動していた。

 さらに試合中に選手を巻き込む“事件”も発生。前半34分、鹿島サポーターの振った旗が、CKをけろうとした柏MFアレックスを直撃。当該のサポーターは退場となったが、柏サポーターの1人は「アレックスが刺された時点で没収試合だ」と怒りを爆発させた。

 いずれも被害届は出ていないが、問題を起こしたサポーターには、両クラブから出入り禁止などの処分が下される見込み。また、柏サッカー場では最前列での旗振りが禁止されていたが、十河マッチコミッショナーは「最初に柏側が旗を振って、鹿島側もやった」と指摘。「(クラブへの)処分は考えていないが、もっと警備強化する必要がある」と安全対策の徹底を求めた。

 

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