自民党の麻生太郎・新総裁(68)は22日、自民党本部で会見を開いた。全文は以下の通り。
先の総裁選挙において第23代自由民主党の総裁になりました麻生太郎です。この総裁選挙、始まる前、約10カ月間、私はたまたま無役という立場に回りました。全国を遊説させていただく機会をいただきました。約300日あったと思いますが、161回講演をさせていただいた。2日に1ぺんくらい講演をさせていただいた。感じたことは不景気。私は不景気という感じを強くしました。景気は踊り場にあるなどいろいろな表現がありましたが、景気は後退している、私はそう思っていたのだが、歩いてその確信を強くしました。従って今、老後に対する不安、また、景気に対する不安、そしてこれを解消できない政治に対する不満というのが多く聞かれるというのが率直な感想です。これをいかに解消していくかというのが私に与えられた大きな使命だと思っております。全力を尽くしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
2008年9月22日