伊藤剛のトカトントニズム

(04/04/16-)

  マンガ評論家/鉱物愛好家・伊藤剛 *プロフィル* によるはてなダイアリー/マンガ/音楽/鉱物/日々の雑記
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  トカトントン をふりはらう。


  書き下ろしマンガ批評書
 『テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ』
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2008-09-18 Thu

BSマンガ夜話よつばと!』の回にゲスト出演するはずでした。 02:51 このエントリーを含むブックマーク

2008年9月18日(木)24:00〜24:50に生放送予定のBSマンガ夜話に出演するはずでしたが、レギュラー出演者である岡田氏の意見などにより、伊藤の出演がなくなったことをお伝えいたします。

NHK側からの事情説明と誠実な謝罪があったので、事情を公開するのは止めようかとも思いましたが、一部テレビ雑誌に伊藤の名が出ていたということもあり、事実関係を記すことにしました。



8月22日 制作会社から伊藤のもとにゲスト出演の依頼があり、なんといっても『よつばと!』でもあるので、快諾の返事をしていました。夏目さんやいしかわさんがどのような解釈をされているのかも楽しみでした。


ところが、9月3日になり、NHKと制作会社・共同テレビジョンの担当者から、伊藤の出演は取りやめになった旨、説明と「謝罪」がありました。岡田斗司夫氏より、『伊藤さんはちょっと違うんじゃないか』と言われた」ということでした。


理由は、1998年岡田氏の編集により刊行された『国際おたく大学』(光文社)をめぐる名誉毀損裁判(伊藤を原告とし、唐沢俊一、岡田斗司夫氏、光文社を被告とする。99年「誹謗中傷的」という文言を含む謝罪文の掲載という条件で和解)と、伊藤が今年5月にこのブログに書いた岡田氏に批判的なエントリー『岡田斗司夫氏の次の本:食べても太らない男のスイーツ』とのことでした。


取り上げる作品が、ほかならぬ『よつばと!』であり、制作会社の方もぼくの過去の原稿を見てくださり、オファーをされたということでしたので、「岡田さんにこちらの意向を伝えてください。それで翻意があればと思います」と言いました。

そもそも『男のスイーツ』エントリーにしても、批判的ではあるものの、個人攻撃や誹謗中傷とは言いがたいと思いますし、できれば穏便にことを進め、ぼくも岡田氏もニコニコと出演することはできないかと考えたのです。そのため、最大限の譲歩をしました。

その「意向」を、以下に示します。


 1. 今回の番組出演は、岡田さんと落ち着いて話ができるよい機会だと思っていること。

 2. 『国際おたく大学』の一件に関しては、岡田さんも唐沢の被害者であると認識していること

 3. なんらかの形で岡田さんから謝罪があれば、一連のことを水に流してもよいこと


ぼくは名誉毀損の原告です。ここでは詳しくは記しませんが『国際おたく大学』に掲載された唐沢俊一の原稿は、嘘八百を並べ立て、ぼくの持病についてすら、いい加減な医学知識に基づいた偏見による誹謗を加えて、社会不適応者扱いするものでした。岡田氏はこの本の編者であり、編者としての責任は取っていただいた(岡田氏名義の謝罪文も公開されています)のですが、当該のひどい原稿は、唐沢のものであり、その掲載を拒否できない立場に岡田氏が立たされていたことは想像に難くないと考えています(裁判後に個人的に謝罪に来ていただいた担当編集者からの話も、この解釈を支持するものでした)。

これが、岡田氏が被害者でぼくが加害者なら、一も二もなくゲスト出演をさせないのは道理でしょうが、実際には立場は逆です。


岡田氏には大人の対応を期待したのですが、それは叶えられませんでした。



さて9月8日、NHKチーフ・プロデューサー大泉氏、専任ディレクター広瀬氏から、再度の事情説明と謝罪がありました。

岡田氏は「伊藤さんはちょっと……」と言われたが「ゲスト出演させるな」と言ったわけではないことが告げられました。もちろん、実際に岡田氏がどう言ったかはわかりません。あくまでも、NHKの人がそう言ったというだけです。またこちらから「では、ぼくは今後も一切、マンガ夜話には出られないということですね?」と確認すると「そういったことではありません」と言われました。


ぼくとしては、まがりなりにも実績を積み、制作会社の方からオファーをいただくところまで来ても、まだやはり岡田氏の意向で出演をふいにされるのは不条理だと思いました。

そもそも、ニフティオタクアミーゴス会議室で「伊藤(バカ)君」なる、愚劣なあだ名を周囲に強要し、子供っぽく侮蔑的な行為をしてきたのは、当の岡田氏です。また当時は、唐沢の嘘八百を鵜呑みにし、伊藤のことを「サイコさん」だといい、ぼくの担当編集者に「なんであんなのを使うんだ」と詰め寄ったひとも、何人もいました。若い方などはもう知らないと思いますが、唐沢や岡田氏の作ったこうした環境のなか、いい仕事をすれば必ず見てくれるひとはいると信じ、どうにか続けてきたのがこの10年だったわけです。


それが、またぞろこういう目に会うと、なんだ状況は変わってないじゃないかという気にもなります。岡田氏の意向が最優先されたうえ、NHKの担当者・弓削氏は、なんと「と学会」のバッヂをつけてぼくの前に現れていたのですから。


「と学会」といえば、他人のことは細かくあげつらい、笑い者にする一方、身内には甘い集団として知られています(ブログから「盗作」した唐沢俊一をかばいながら、他方で論敵である武田邦彦氏の引用の仕方を鋭く糾弾する山本弘会長のダブルスタンダードぶりを例に上げておきましょうか)。また「と学会」のそうした体質が、先の名誉毀損とはっきり同じ種類のものであることは、言を待たないでしょう。もちろん、岡田氏も唐沢も「と学会」の主要メンバーです。

これでは、ぼくの目の前ではいい事を言っても、陰では岡田氏たちと「伊藤のやつ、こんなことを言ってましたぜ。困った男ですね」などと笑いあってるのではないかと疑っても仕方のないところだと思います。


そういったことをチーフ・プロデューサー大泉氏に問うたところ、「そんなことはありません。弓削の名誉にかけて断言しますが、そのようなことはありません」との返事をいただきました。その場かぎりのリップサーヴィスにすぎないのかもしれませんが、それでも多少は救われました。


この日はまた、専任ディレクター広瀬氏から、岡田氏の伝言をいただきました。伊藤と個人的に話をしたいとのこと。マンガ夜話が終わってから連絡をする旨です。これについては「お待ちしています。しかし、メッセンジャーをしていただいたことをないがしろにするのではないですが、岡田さんにはご自分で直接連絡をしていただきたかったです」と答えました。なぜなら、わざわざ人を介したという事実を持って、岡田氏が本当に真摯な気持ちでぼくに相対する気があるのかどうか、疑うことができてしまうからです。逃げてんじゃないよということですね。


岡田さんからの連絡はお待ちしていますが、どうか、堂々と、正面から来ていただきたいと思っています。



ここまで、経過のすべてではありませんが、要点を記しました。


繰り返しますが、NHKの方の言葉によれば、岡田氏が「伊藤を出すな」と言われたのではないそうです。あくまでも判断はNHKによるもの<ということ>になっています。

ですが、レギュラーである岡田氏の意向を組んで、一度はゲスト出演をオファーした伊藤を「切った」格好になっていることは事実です。NHKとしては、岡田氏の体面を保つ必要があり、責任をかぶることにしたのしょうが、それでもやはり、岡田氏が「大人の対応」をされなかったという事実が残ってしまったことは確かです。岡田氏がやんわり言おうと強く言おうと、事実上の強制力を持ってしまったわけです。であれば、表向きNHKサイドがどう言っているかに関わらず、岡田氏が「出すな」と言ったことと等値にとらえられます。この事態が氏にとっても不利益となるのではないかと懸念しています。


この件を、オタク第一世代の「老害」と解釈するかどうかは、読むひとにお任せします。象徴的な事件として一般化することも可能ですが、それはぼくの側からは控えておきます。

ただ、BSマンガ夜話で伊藤が『よつばと!』について語るのを楽しみにされていた方、見たかったという方がもしおられましたら、番組にFAXを送り、その気持ちをNHKに伝えてくださればと存じます。もちろん、番組の雰囲気を壊してしまっては申し訳ありませんし、番組自体は楽しく進めていただきたいと願っていますから、どうか、剣呑な内容のFAXなどは謹んでいただくよう切にお願いいたします。


オタキング にどとくんな!」なんて送っちゃ絶対にだめですよ。

orangestarorangestar 2008/09/18 03:38 なんともいいようがないですが、頑張ってください。僕は伊藤氏を応援しています。

goito-mineralgoito-mineral 2008/09/18 04:42 ありがとうございます。まあでも、せっかくなので、楽しくいい番組になればと思ってますよ。

nadegatanadegata 2008/09/18 04:44 プロの方々の確執は私の様な素人にはうかがい知れないものがあると思います。
ただ、マンガ夜話の一視聴者として、この話題は放送終了後にしてほしかったと思います。
伊藤先生にその意思がなくとも、こうした状況の中では『剣呑な内容のFAXなどは謹んでいただくよう切にお願いいたします』がダチョウ倶楽部メソッドの『押すなよ!絶対押すなよ!! 』に聞こえてしまいます。煽っているようにさえ感じてしまうのは私の勘違いでしょうか。無事に放送されることを祈っております。
私個人としては、岡田氏に対しあまり良い印象を持っていませんし、伊藤先生の語るよつばと!の方が興味があります。ただ、マンガ夜話にとって岡田氏は必要な存在であり当然そちらを優先されると思います。岡田氏からしても、例えば今回のように、歪曲的に「老害」やら「オタキング にどとくんな!」など書かれると生放送で共演はやりづらいという気持ちになって当然かと思います。
失礼しました。

goito-mineralgoito-mineral 2008/09/18 05:00 仰ることは分かります。しかし、今回このような対応をしたのは、ひとえに岡田氏の態度によることは強調しておきます。自分で連絡ひとつしてこない。それを受けてnadegataさんが「歪曲的」と書かれた言表になっています。時系列を確かめてください。
FAXに関してですが、これもチーフ・プロデューサー氏の言葉を受けての対応です。彼は「伊藤さん、若い世代にはいいひとが本当にいないんですよ」と言いました。もちろん「いない」のではなく、彼らが視界に入れず、見ていないだけです。また、10年ほど前まだ交際があった頃の岡田氏や唐沢は、ことあるごとに「自分たちより下の世代は駄目」と言っていました。最近もそうした発言がありましたよね。なので、何らかの形で意志表示がされないと、岡田氏らの言葉のみがNHKサイドに信じられ、いつまでたっても状況が動かないということになると考えました。
それと追記しておきますが、NHKの人々には、レギュラーを大事にされるのは当然です、と再三伝えておりますし、NHKに対してはまったく含むところはありません。

goito-mineralgoito-mineral 2008/09/18 05:03 ダチョウ倶楽部メソッドって何なのかよく分からなかったので検索したんですが、その意図はありません。たぶん大丈夫だと思いますが、本当に剣呑なFAXなどは送らないでください。冷静に、ジェントルにお願いします。

na0001na0001 2008/09/18 10:03 オタク第一世代の「老害」とか 「オタキング にどとくんな!」とか、「逃げてんじゃないよ」と書いた時点で、大人の対応ではないですね。伊藤さんは本当に岡田氏と和解する気があるのでしょうか、このブログの内容でハードルが上がったように思います。

goito-mineralgoito-mineral 2008/09/18 12:14 岡田氏には、大人の対応を期待しました。しかしそれはなされなかった。このエントリーはそれ以降のものです。岡田氏の対応を受けて書かれたものです。本気で和解する気はもちろんありますが、それも岡田氏次第です。そもそも、ぼくはずっと被害を受けてきたんですよ。それなのに、ここまで気を使い、譲歩をしている。意識して感情も押し殺している。その点は考慮していただきたいです。ぼくはこのうえ、まだ大人にならなければならないのですか? na0001さんが要求されるのは、もっと高次のレヴェルか、ただただ長いものには巻かれるひとかのどちらかです。
たしかに、このエントリーを発表したことによって、岡田氏の「ハードル」は上がったかもしれない。でもそんなの、越えればいいだけの話です。越えていただきたいです。真の意味で「和解」を考えるのならば、その程度の試練はあってもいいんじゃないでしょうか。理不尽な目に会わされたほうがただ「もう古い話だし、許しますよ」と言ったのでは、反省も何もあったものではないし、そういう態度は、実は岡田氏を馬鹿にしたものだと思います。

sihatikusihatiku 2008/09/18 13:30 前半と後半の流れがおかしい
特にと学会がらみに矛盾を感じてしょうがない
推敲の余地有

kocteaukocteau 2008/09/18 14:35 >推敲の余地有
では、あなたが添削してみてください。

ClambartClambart 2008/09/18 15:33 >このブログの内容でハードルが上がったように思います。

書かれているように、NHKとしては

岡田氏は「ゲスト出演させるな」と言ったわけではない

と言うしかなかったと思いますが、NHKにしても岡田さんにしてもこの状況でその言葉が信じてもらえるだろうとは考えてないと思います。
この程度の反発は覚悟の上でしょうし、特に心配することはないんじゃないでしょうか。
和解したいのに何かやむを得ない理由で伊藤さんの出演に反対せざるを得なかったのなら、
「これで和解の意思はないと思われるんじゃ・・・?」とむしろ岡田さんの方が心配してるはずです。
それなら伊藤さんにわかってもらうべくこの後誠実なアプローチがあるでしょうし、大丈夫、きっと和解へ向かいますよ。
決裂するにしても今回のブログの内容が主原因なんてことにはならないと思います。

chao2sukechao2suke 2008/09/18 15:45 記事ではイマイチつかめなかったのですが、
コメントを読んで、伊藤さんの意図することがようやく理解できました。
すなわち、伊藤さんが岡田さんと和解をしたいわけではなくて、
岡田さんが伊藤さんと和解したいなら話を聞かないことはないよ、ということですね。

少なくともこの記事を事実として捉えるなら、岡田さんは特に伊藤さんと和解をする気はないんじゃないでしょうか。
岡田さん自身に関しては、あまりいい話は聞かないですし、そういうことをしてもおかしくはないな、とは思いますが、
少なくとも伊藤さんに「和解したい(和解する、ではない)」気がないのであれば、放っておけばいいような気がします。

今回の一件で岡田さんは特にデメリットを感じてはいないはずですので、na0001さんの仰るようにハードルが上がった現状を岡田さんが乗り越えてまで伊藤さんと和解する必要を感じるかと言われると疑問です。

mari12mari12 2008/09/18 16:27 わたしはあたまわるいのでわかりません。だれかかいせつして。伊藤剛先生のフアンです

ealeal 2008/09/18 20:20 要するに岡田さんも唐沢さんも頭が固い、というだけの話。既得権益を守りたいだけ。いちおうあの二人がオタク論者ってことになってるからNHKだって仕方なくつきあってる。
でも岡田さんだってオタクは死んだって言ってるんだから、オタク論者としては現役引退のはずで、伊藤さんが引きずり下ろせばいいんですよ。

popopinpopopin 2008/09/18 21:42 うーん、伊藤さんの著作は好きなのですが、誰かを攻撃するときの伊藤さんはちょっと不用意な言葉づかいが多いかなと思ってしまいます。
たとえば強調したいところで太字を多用するのは安易で品がないようにみえる、とか。
おそらくは皮肉じゃなく素直な方なのだと思うのですが、もうすこし読み手に好意をもたせるような、「こずるい」文章を心がけてもいいのではないか思いました。伊藤さんがいつかチクリと言っていた大塚英志氏の文章なんかがいい例だと思うんですけど。あれだけ乱暴なのにどうしてもちょっと好きになっちゃう、という。僕だけかもしれませんが。

kossetsukossetsu 2008/09/18 23:21 しょうがないんじゃないでしょうか。
伊藤さんは番組に出演して岡田さんと冗談も交えながら楽しく話せる自信はあったのですか? 岡田さんはその自信がなかったんですよ、たぶん。

minbuminbu 2008/09/19 00:21 なんか、こう、分別めいたコメントが気持ち悪いですね。
売られた喧嘩…とまでは言いませんが、少なくとも自分に向けられた不快なことに対して、ファイティングポーズとまではいかなくても拳が震えるぐらいの反応は当然の反応ですよ(今回の文章はそこにまで到っていないような気がします)。奴隷的精神の持ち主じゃなければ。

事の正否はよく分かりませんが、伊藤さんの「よつばと!」については、大好きなマンガだけに是非とも聴いてみたかったです。それが残念です。

hina17hina17 2008/09/19 00:22 こんにちは。今回のよつばと!マンガ夜話を楽しみにしていた所、
こちらの記事をみかけました。
作者とも対談された伊藤さんの夜話への参加がなくなって、視聴者としても残念に思います。
ただ岡田さんがNHKに圧力をかけて伊藤さんを切ったという主張は、少し主観的で過激に過ぎる印象を受けます。
NHK側はおそらく岡田さんと伊藤さんとの間に過去裁判沙汰の確執があった事を知らなかったという事ではないんですか?
伊藤さんはちょっと、云々とはそういう事についてだと思うんですが。
今回、生放送ですから、一般的に考えたら裁判沙汰になった2人を同席させて
和気藹々好きなマンガについて語り合って貰うという発想にはならないですよね。
憤りはよくわかります。
でも伊藤さんはやっぱり生放送出なくて良かったんではないかと思います。
発言の意図、事実関係を岡田さんから直接聴く前に、ここまで断定的に「敵」認定して「生放送中にFAX送って」と番組視聴者を混乱させかねない事を呼びかけちゃってますから。
気持ちはわかるんですよ。
でももうちょっとやりようというか表現のしようというか、あるんじゃないですかね。
収録だったらもしかしたら話は流れなかった、って程度の話だったかもしれないですよ。

ClambartClambart 2008/09/19 03:29 それならそれで岡田さんの方から必ず説明があるでしょうから、その時に聞けばいいんじゃないでしょうか?
いずれにしても岡田さんが和解を望まれてるなら、ご本人が一番今回のことを気にするはずですからね。
「おいおい、これじゃ圧力かけたと思われるじゃないか!」って。
伊藤さん側から見れば不信感を持つのはごく自然なことですし、ブログで反発されることくらいは岡田さんも当然予測してることと思います。お互いどういう人間か我々よりもよっぽどわかっているでしょうからね。
今回の場合、第三者としてお二人の関係修復を望むなら、むしろ岡田さんの方に「あんなことしたら伊藤さんが怒るのも無理ないですよ。ちゃんと事情を説明してあげてください。」と言ってあげた方がいいんじゃないでしょうか?

beriusberius 2008/09/19 03:38 判らないことがあるのです。
和解ってなんなんですかね?
そしてそれはどのような意味があるのでしょうか?
伊藤さん、そして岡田氏にどんな恩恵がもたらされるんでしょうか?
双方に恩恵がないなら、和解しても仕方がないわけですよね?
何が言いたいかというと、もし仮にですよ、岡田氏が伊藤さんを嫌っていて見たくもないと思っているとしたらどうなのかって事です。
仕事を優先するか、私事を優先するかという問題はあるかもしれませんが要するにそれだけのことでしょう。
ついでに言えば出演が決まった時点で伊藤さんの方から岡田氏に連絡取れば良かったんじゃないですか?
岡田氏にも加害者側と言うことで負い目があり連絡をしにくかったかもしれませんから、伊藤さんの方が被害者の立場から少し歩み寄ってあげたら対応も違ったんじゃないですかね。
8月22日から9月3日までの間、岡田氏はもしかしたらそう言う連絡があるのを待っていたかもしれませんよ。

LecafeLecafe 2008/09/19 07:44 ざっと読ませていただきましたBSマンガ夜話の1ファンです。
他の方も言われていますが大人気なく殆ど私怨のレベルに見えます。
こんな形で仕返しをしても、あなたの知名度を良くない意味で向上させるだけだと思います。
過去に名誉毀損の原告被告の間柄だったかもしれませんが、内容はともかく形式としては謝罪されたようですし、今回またそれを持ち出すのは良くないと思います。

マンガ夜話のファンという事を差し置いても今回の岡田氏の判断は正しいと思います。
暗に出演取り消しを依頼しているのは明白ですが、アニメ夜話ならともかくマンガ夜話での岡田氏の立ち位置はあくまでコメンテーターであり、そこに自分が原因で番組を壊しかねない要素を持ち込むのを事前に回避したのでしょう。
暗に「放送中に嫌がらせFAXを送れ」などと言ってしまうようなモラルの欠如を見せ付けるのは完全に逆効果です。
今後のあなたの活動の範囲をさらに狭めるだけだと思います。

ClambartClambart 2008/09/19 09:15 >beriusさん

和解したくてかつ自分が加害者だという認識があるなら「大変だけど、まずはこっちから歩み寄らなきゃいけないよな」と考えるかと思います。確かに難しいこととは思いますが、だから被害者が歩み寄るべきだとは岡田さんも考えないでしょうし、さすがにそこまで考慮してあげなくても大丈夫ですよ。かえって岡田さんの方が戸惑ってしまうんじゃないでしょうか?
「そんなにコミュニケーション能力のない男だと思われてるの・・・?」みたいな感じで。
その気があればきっと勇気を持って接触してきてくれるでしょうから心配は無用と思います。

それから特に何か利益を得るために和解するという風には、お二人とも考えてないんじゃないでしょうか?
周りにも気を遣わせるし、ファンも見てて気分のいいものではないだろうから、関係修復できるならした方がいいよねっていうくらいのことで。
とりあえず今のところは岡田さんの反応を待つだけでしょう。

kocteaukocteau 2008/09/19 15:14 色々な意見はあるけれど、伊藤剛には自分の信ずるように、やりたいようにやって欲しい。
現状は、あの裁判の時に構図がよく似ている。
あの時も「やり方が悪い」だの「裁判まではするべきではなかった」だの「とことん話し合いをすべき」だの、果ては「お前はこの世界ではやっていけないだろう」まで、正論や温度の高い意見が多かった。
それはそうだけれど、聖人君主や大宗教家じゃないんだから、人に行く道塞がれて、そうニコニコニコニコしてはいられないだろう。
毒があったって良いじゃないか。相手も猛毒の持ち主なんだし。
「国際オタク大学」からちょうど10年。伊藤剛はこいつらの毒に抗って抗って、活動を続けてきた。
信ずるように、やったらいいんだ。

beriusberius 2008/09/19 15:21 >Clambartさん

勿論、和解だけで考えるなら、岡田氏からの方が筋が通っているかもしれません。
ただ文章から推測するに今回の出演依頼と岡田氏には最初なんの接点もないわけです。
つまり、岡田氏にとっても寝耳に水だったんじゃないでしょうか?
そうした場合、番組的には岡田氏はレギュラーコメンテーターで、伊藤さんはゲストな訳です。
言い方は悪いですが伊藤さんにしてみればアウェイの戦いに赴こうとしていたわけですよね?
それならば、、出演依頼から一週間の間に何も行動を起こしていないのが解せない。
伊藤さんは岡田氏が出演されることもご存じだったわけですよね?
ならば、出演が決まった時点で何らかのアクションを起こしても良かったんじゃないですか?
伊藤さんは「専任ディレクター広瀬氏から、〜岡田さんにはご自分で直接連絡をしていただきたかったです」というコメントをかかれていますが、逆に伊藤さんが出演する旨を岡田氏がディレクターさんから聞いた場合も同じ事を考えるんじゃないですかね?

LecafeLecafe 2008/09/19 17:11 そうそれ。
BSマンガ夜話に出演するという事は岡田氏と直接対決になる、という事は明白なのだし、
ましてやアウェイなんだから一言挨拶があっても良かったんじゃないのか、と岡田氏が思ったとしても無理はないと思います。

aka_akaaka_aka 2008/09/19 17:34 伊藤さんは岡田さん以外のレギュラー陣とは確執はないのでしょうし、夏目さんとはお友達のようなので、全然アウェイではないと思われます。
なので、もし伊藤さんが出演なさった場合、どちらかというと負い目のある岡田さんの方がアウェイな感じになるので、アウェイな場合は一言挨拶しておくのが得策だというのであれば、やっぱり岡田さんが一言挨拶しておくべきだったということになってしまうと思います。

beriusberius 2008/09/19 20:39 >aka_akaさん

岡田氏は10年以上BSマンガ夜話でコメンテーターを続けているベテランです。
そう言う意味でマンガ夜話のスタジオは岡田氏のホームという意味です。

想像してみてください貴方が学生の頃、誕生会を開いたとします。
そこに、クラスメートのよしみで余りよく知らない人を呼んだとしましょう。
そしたら、そのクラスメートが実は貴方の親友と以前何か問題があったとしましょう。
親友の悪行を教師にチクリ、謝罪までさせてるとかそんな感じで。
それでもあえて、そのクラスメートを呼びますか?
それもそのクラスメートは、親友がもう一度謝罪したら言ってやっても良いみたいな口ぶりな訳ですよ?
どう考えても、来なくて良いですと言うでしょう?
今回の件は社会的な問題をのぞけば、そう言う問題です。

そしてだからこそ、放送直前にブログで暴露なんて陰湿な事をする前にやれることがあったんじゃないかと言っているんです。
先手を打って相手の出方を封じるというのは兵法の常識です。
敵地に赴くと知って、その間になんの策も用意していないというのが信じられない。
出演が決まった時点で宣戦布告であれ和解策であれ牽制であれ何か策を講じるのが普通だと思います。
「今度そちらの番組にお伺いします。よろしくお願いします」と挨拶して自分の度量の深さを見せつければいいじゃないですか。
そこまでされれば、相手だって無下に断れないですよ。
初手からして受動的すぎる。
いきなりテレビの生放送に及んで、相手がなんとかしてくれるとでも思っていたんですか?
そんな先の見えない事をするくらいなら、最初からいなかったことにするでしょう。
結局はそう言う話です。

aka_akaaka_aka 2008/09/20 09:46 >berius様

まず、あなたの想定はかなり事実に反していると思いますので修正させていただきますね。
NHKの方から伊藤さんに出演して欲しいとお願いしているわけですから、クラスメートのよしみなどではなくて、僕がこの誕生会には是非伊藤さんに出席して欲しいとお願いしたことになります。しかし僕の親友のひとりが、かつて伊藤さんにひどいいじめをしていて、伊藤さんの誹謗中傷を書いた学校新聞を発行するというようなことしたため、ついに学級会でその悪事を暴かれてしまい、当然のように謝罪を余儀なくされたという過去の出来事がありました。伊藤さんはその親友ももちろん出席すると分かっているのに、それでも僕の願いを快諾してくれました。すると伊藤さんが出席することを知った親友は僕に「あいつをお前の誕生会に呼ぶのはちょっと違うと思う」と、過去の因縁と、最近伊藤さんが彼の行動に批判的な文章を壁新聞に書いていたことをその理由に挙げてきました。

現在判明している事実であなたの想像を修正すると、まぁそんな感じしょうか。それで僕はどうするかというと、そんなことを言う親友を、もう親友と思わなくなるんじゃないでしょうか。少なくとも、じゃあ呼ぶの止めるよ、とは言いません。お前何言ってんの?とは言うかも知れませんが。

どうもあなたは大事なことを見落としていらっしゃるのではないかと思われます。

・NHKが伊藤さんに出演して欲しいとお願いしていること。
・伊藤さんがそれを快諾してゲスト出演が一旦決定したこと。
・岡田さんが個人的かつ不条理な理由で決定事項を覆させるのは本来あってはならないこと。
(だから伊藤さんへの謝罪と事情説明にわざわざ担当者が出向かなければならなかったのです)
・岡田さんたちと伊藤さんの名誉毀損裁判は、岡田さんたちが謝罪して終わっていること。
・岡田さんは別に伊藤さんと仲良くなろうと思っていないこと。
(思っているなら、伊藤さんのゲスト出演を好機だと思いこそすれ、邪魔はしないでしょう。伊藤さんはまさに「良い機会だと思っている」と書かれています)
・伊藤さんがブログにゲスト出演がキャンセルになった理由を書いたのは、既に一部外部に情報が出てしまっているため、事情を説明する必要性を感じたためであること。
(もちろん、愚痴も混じっているかとは思いますが、それは致し方ないでしょう)

長文のコメントで申し訳ありません。

beriusberius 2008/09/20 13:49 まずいなあ。
おかしな人に捕まっちゃったかな?
私の意見は、上記の物ですべてなんで後は自分で考えてください。
あ、なんだったらイタイ人特有の勝利宣言してくれても良いですよ。

kocteaukocteau 2008/09/20 14:28 人のブロクで長々と自説を書き込んでおきながら、それに対して異論を唱えた人に対して「おかしな人」「イタイ人」などと、およそ礼儀に反した態度をとる君こそが、おかしな人間だ。
>あ、なんだったらイタイ人特有の勝利宣言してくれても良いですよ。
こんな下品な態度をとりながら、他人には説教めいたことをよく書けるものだ。

aka_akaaka_aka 2008/09/20 14:31 >berius様

あなたの期待にそぐわない回答でしたでしょうか?
名指しされてしまったので頑張ってお応えしたのですが、残念です。
あなたの意見は上記のものですべてだということですが、前提となる事実の把握がかなり間違っていらっしゃいますので、もう一度伊藤さんの書かれた記事などを良くお読みになられた上で考えなおされるのも良いかと思います。
それでは失礼いたします。

hatsudouhatsudou 2008/09/20 15:27 >>beriusさん
> あ、なんだったらイタイ人特有の勝利宣言してくれても良いですよ。

この文章はたんなる自意識の拡張子ですよ。
あなたの好きな兵法では二流の文章になります。
見えすいた防御はむしろ怯えを表現してしまい、ギャラリーも敵にまわしてしまう。
私もこの文章を読んで一言書こうと思いましたから。

そしてこんな隙だらけの文章を書いてしまう人ですから、
事実関係を把握する手間すら払わずに、自分の気持ちだけで筆を走らせてしまう人のようですね。
人の仕事に関わることですから、もう少し慎重に書きましょう。

beriusberius 2008/09/20 15:58 >kocteauさん

愚問ですね。
aka_akaさんの書き込みは例に変更を求めただけで何の意見も言っていません。
そして、その変更をしたところで大筋は変わりません。
よってただのかまってちゃんだと判断して議論を打ち切りました。

>どうもあなたは大事なことを見落としていらっしゃるのではないかと思われます。

この文より下の文など支離滅裂です。
一読しただけでも現状を並べただけで何の反論にもなっていないことが判ります。
kocteauさんもし判るのでしたらどこが反論になっているのか教えていただけると幸いです。

kocteaukocteau 2008/09/20 17:00 >愚問ですね。
愚問もなにもありはしません。私はあなたをおかしな人だと断じはしましたが、何の問いかけもおこなっていません。
あなたとのやりとりは、したくありません。

hina17hina17 2008/09/20 23:27 裁判にまで至った経緯について、殆ど知らない今回のいち視聴者の立場で書くと
正直岡田さんは謝罪の必要あるのかな?とさえ思うのですが。
あくまで今回の放送は生放送です。裁判で訴えた人と訴えられた人を同じ場所に出して約55分語り合って貰う、という危ない橋を何故NHKが渡りかけたのか。
どう考えても手違いではないですか?
依頼をした人が確執を知らなかった、以外に自分には考えられないです。
そこで岡田さんは過去にあった事を伝えただろうし、
一緒に生放送をやるにあたっての不安要素も伝えたかもしれません。
でもこれについては視聴者に安全に楽しく番組を届ける為のレギュラーとしての
義務ではないかと思うのです。

出演取り消しによりNHKが伊藤氏に謝罪に来るのは当然ですが、
岡田さんがこう言ったから、という言い方では伊藤さんが激昂するのも仕方ないですよね。この時点で出演取り消しを決定して謝罪に来たという事はそれが番組サイドの
意向でもあるだろうに。
伊藤さんは「最大限の譲歩」として意向を伝えて貰ったそうですが、
それが「謝罪があれば一連の事を水に流しても良い」というのは…
もうここで温度差があると思いますし、この時点で生放送にこにこ番組共演は
こりゃ無理だろう、と当事者でなくても感じてしまいます。
それにしてもこの記事のFAX云々、最後の文章は本当にいただけないです。
客観的にみれるかもしれないから、ちょっと似た感じで締めたいと思います。
あくまで私自身はいち視聴者であり、両氏にはプラスにもマイナスにも
気持ちが偏ってはいない立場です。今後もマンガ夜話やよつばと!を楽しみたい、
と思っているので、話し合いがあるならどうかお互い穏便にされて欲しいと切に願っております。
岡田さん、「いとうくうきよめ!!」なんて言っちゃ絶対にだめですよ。



ね。台無しでしょ(^^;)

ClambartClambart 2008/09/21 08:12 挨拶にしろ、主張にしろ、ブログの内容にしろ、自分が加害者であるという認識があるなら、今回の伊藤さんの言動や態度は岡田さんにとって十分考えられる範囲のことじゃないでしょうか?
もちろん「こうして欲しかった」っていう願望があったり、出された条件に対して納得できない部分はあるかもしれません。
だからこそ、この先関係改善を望むならそれを伊藤さんに伝えることが必要なわけで、即「許さない!」という考えには至らないと思います。
その上で不手際による誤解なら、それを解くべく伊藤さんに対して事情の説明があるでしょうから、今のところは我々も特に心配することはないと思います。

beriusberius 2008/09/21 10:59 岡田氏は自分を加害者だと思っているのかな?
むしろ、出版した本を台無しにされた被害者だと思っているんじゃないかな?
一度は裁判まで起こして袂を分けた人間が番組に出たいから和解しましょうと言われてハイそうですかといえるかな?
誰でも、ちょっと違うんじゃないと言うよね?

kossetsukossetsu 2008/09/21 13:53 伊藤さんに元気出してもらおうとサイト作りました。

NO MORE OTAKING !! もう岡田斗司夫はいらない
http://otaking.creativeroot.jp/

mindy9mindy9 2008/09/22 18:49 やぁ伊藤バカくん、お久しぶり。

なにやら「と学会バッジ」について過剰に反応しているようですが、
あれは「日本トンデモ本大賞」というイベントで、入場者全員に配っているもので、
一回につき700個を製作していて、2003年からもう6年間開催しているから、
世間に計4200個は流通しているわけで、珍しいものでもなんでもないよ。

あと、NHKの弓削という方は「と学会」会員ではありません。
念のため。

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