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私たちが政治を変える!美人議員、大いに語る(1)「アニメ声なので低い声を練習」 (3/5ページ)
藤川 「1年生だから発言できることってありますね」
吉羽 「たとえば予算書の見方とか。役所の方を呼んで『予算書の見方分からない』っていうと『そうだよね、分からないよね、普通』って。過去のこととかも聞ける」
藤川 「私が属している会派は10人以上の議員がいるんですけど、新人の話はとりあえず聞いてくれます。全員が意見を言いますが、今までの経緯を知っている大御所さんたちの発言の重さを感じたり、自分の浅はかさに気づくこともある。若いから物珍しさで注目されたりもしますが、議会には大御所たちも、私たちのような若い世代も必要だと思います」
吉羽 「上の方たちは、『今の若い子たちって何を考えているの?』って聞いてきますね。みんなで意見交換していると、『あ、なるほどそういう感覚なんだ』と。若い人たちの感覚とか知識とか、やっぱり分からないみたいなんです。私の意見は、決して若い子たちの代表意見ではないですけど、これまで政治の世界に反映されにくかった若い子たちの意見も押し出さないと、ますます政治離れになっちゃうと思うので。なので思い切って発言しています」
「友達から『何、考えてんだ。正気に戻れ』と(笑)」(倉田)
−−改めてお伺いしますが、なぜ政治家という道を選ばれたのですか
吉羽 「改めて『(世の中を)こうしよう』というよりは、誰でも『(世の中を)よくしたい、変えたい』という思いはある。でも、『誰かがやってくれればいい』と。そういう感覚が私にもあったんですけど、自分が歳をとったときに、『この町どうなっているんだろう』って思ったときに、それでは嫌だったし、人生1回きりでギャンブルだと思って。『私にもできるかもしれない』って、果てしない勘違いもあると思うんですけど(笑)。勢いが半分ですね。寝屋川市は自分の生まれ育った土地ですし、祖母が自治会のボランティアで走り回っていたことも影響していると思います。
実は私は、一度大学を退学しているんです。大学を辞めて上京して、東京で仕事をしたんですけど、なんでもっと勉強してこなかったんだろうって思いました。『私、年金ない、やばい』って思って。年金や福利厚生のこと考えて、『これなんだ』とかって。会社は1年半くらい勤めて辞めて、大阪に戻って教員試験を受けようと思ったんです。中学の社会科、高校の政治経済を教えようと、大学生よりも若い世代の人たちに、『社会って結構大変だよ』っていうのを教えようと思って。
そういうことを語る先生になろうと思ったのが、政治のきっかけだったんですね。それで政治経済を勉強していくうちに、これは学生に教えているだけじゃ間に合わないと思ったんです。学生に教える先生のキャパシティーはその学校に限られる。それなら市議ならば少なくともそのキャパシティーが町全体に広がるな、って」