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カビ米混入のオムレツ、愛知458校で 県教委調査

2008年9月20日13時22分

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写真つなぎにカビ米が入っていた「冷凍オムレツ」と同じ製品=20日午前、愛知県豊明市の県学校給食会、岩下毅撮影

 カビが生えた事故米で作ったでんぷんが学校給食のオムレツに混入した問題で、オムレツが提供された学校は、愛知県内の計458校にのぼることが20日、同県教育委員会の調べでわかった。

 同県教委が、オムレツを納入した愛知県学校給食会(同県豊明市)のデータを基に集計した。問題のオムレツが納入されたのは、同県内の国公立の小学校298校、中学校114校、高校26校、特別支援学校20校。

 問題のオムレツは、食品製造販売会社「すぐる食品」(東京都目黒区)の浜松工場が製造した。でんぷん製造販売会社「島田化学工業」(新潟県長岡市)がカビ米が混入した米を原料に製造したでんぷんが卵に混ぜ込まれた可能性がある。03年4月から今年2月にかけて、愛知県学校給食会を通じて約45万3530食が同県内の学校給食に提供された。同県教委では、問題が発覚した19日時点で、オムレツが給食に使用された学校数を特定できておらず、集計を急いでいた。

 同会は、すぐる食品浜松工場から納入されたオムレツ1万7千食分の在庫を現在も冷凍保管している。これらには製造時期からみて事故米は混入されていないが、同会は問題発覚を受けて取り扱いを中止。市町村教委などに献立を差し替えるよう要請しているという。

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