ある初老の男性が自宅の庭でみつけた『がらくた』が、実はローマ時代の首飾りだったというケースが話題を集めている(写真は「デイリー・テレグラフ」紙より)。
英南西部コーンウォールのニューキーに住むマイク・ソルターさん(69)は、11年前に自宅の前庭を改造中に、土の中から金属片を見つけた=写真。特に価値がある物とは考えなかったソルターさんだったが、興味を覚え、『がらくた』を石けんと水で洗った後、物置小屋にしまいこんだという。
それから11年が経過。昨年、この金属片を捨てる気になったものの、その前に、ソルターさんがたまたま近所に住む歴史学者に見せたところ、隣人は大英博物館にアドバイスを求めるよう提案した。
大英博物館の考古学者の調べにより、金属片は1.2ポンド(約0.54キロ)のブロンズ製の首飾りで、今から約2,000年前の紀元前100年から西暦100年頃の、後期鉄器時代とローマ時代の間に作られた、非常に珍しいものであるということが判明したという。
© 1999 - 2008JAPAN
JOURNALS LTD. All rights reserved
*本ホームページ中の記事を無断で複写複製(コピー、ペースト)することを厳禁します。
|