ご存知の様に、日本でのディーゼルエンジンは商業車用としてのイメージが強く、乗用車としての認知度は低いのが現状です。しかし、ヨーロッパにおいて、ディーゼルエンジンは、高度な精密機械という認識で、技術的に高級と思われています。
このように、もともとの認識が異なる事に加え、近年ヨーロッパでの燃料価格の高騰、CO 規制等が注目されている中、電子制御化で、ガソリン並かそれ以上の性能となって来ている以上、ディーゼルを選ばない理由が無いとまで言える状況となっています。ディーゼル乗用車が増加するのも当然と言えます。
これが、ヨーロッパでのディーゼル乗用車の大きな流れと言えるでしょう。
その流れの中で、いすゞ製のエンジンを提供し、欧州にて確固たるブランドとして確立させる事が、私たちの仕事です。VWのTDIがひとつのブランドと言われているように、「Mit ISUZU Diesel Motor」(ドイツ語で「いすゞ製ディーゼルエンジン搭載」という意味)をブランドにして行きたいと思っております。