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開発ルーム
要旨
これが本当にディーゼルエンジン?
ヨーロッパ ディーゼル市場
何故ディーゼル乗用車が増加して来たのか?
代表的なディーゼル乗用車
いすゞの欧州向けディーゼルエンジン
まとめ
ヨーロッパにおける乗用車用ディーゼルエンジンの動向

ヨーロッパ ディーゼル市場

ちょっと眠くなるかもしれませんが、数字の好きな人向けという事で市場動向をご説明します。
図1に示す様に、近年ヨーロッパでのディーゼル乗用車のシェアは30%を超え、40%に迫る勢いです。特に中級車クラス(2500〜3300cc)では、月間統計とはいえ約60%を超えたこともあります。
ヨーロッパ ディーゼル車シェア
図1 ヨーロッパ ディーゼル車シェア


図2はヨーロッパ排ガス規制についてのグラフです。ヨーロッパでは、1996年(ユーロ2)、2000年(ユーロ3)とディーゼル排ガス規制が強化され、2005年(ユーロ4)にはさらに厳しい規制が行われる事となり、各社ともそれをクリアするためのエンジンを開発中です(1996年から比較すると、PM、NOx共に約1/3へ低減)。さらに、2008年頃にもう1ランク厳しい規制が検討されています。
ヨーロッパ排ガス規制
図2 ヨーロッパ排ガス規制


また、図3に示すように、CO2 規制という燃費規制も2008年より始まります。これは地球温暖化の原因の一つとされているCO2 の排出を減らす事を目的としています(これは、自動車だけではなく、工場等からの排出についても別に規制される予定です)。この規制は、各メーカー毎に全車両の燃費の平均値を140g/km以下にするという規制です。
CO2規制動向
図3 CO 規制動向


具体的に言うと、燃費の悪い車を売っていると、その代わりに燃費の良い車をたくさん売って相殺し、そのメーカーとして平均が規制値に入るようにしなければならないという事です。
これは、各メーカー毎の平均での算出なので、各社とも燃費の良い車を数多く生産し、対応しなければなりません。そこで燃費の良いディーゼルエンジンが注目されています。
これは、燃費を悪化させずに、性能的にガソリンに劣らない良いディーゼルが開発されてきた事も一因です。

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