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春を告げる『韓国の花博覧会』が開催

 名前だけを耳にしても美しい韓国の花が、殺伐とした都心のオフィス街にも春を告げている。

 先月28日から、良才(ヤンジェ)洞の花卉団地隣りのソウル農業貿易センター1階で開催中の『韓国の花博覧会』には、オキナグサ、キンバイソウ、ユスラウメなど、国内に自生する植物3万株が展示されている。

 一般の作品を集めた展示館には、小さな瓶や木の植木鉢などに植えられたサクラソウやワラビなどが展示されている。

 造園業者が参加したテーマ庭園では、田舍の農家が再現されている。家の庭には白い花を見事に咲かせたユスラウメがあり、菜園にはツルニンジンやニンニクなど韓国の野菜が植えられている。

 その反対側には小さな墓が一つあり、周りにはオキナグサやスミレが咲いている。

 展示館を訪れたチェ・ヨンミさん(35)は「子供の頃、祖母に膝枕をしてもらいながら聞いたオキナグサの伝説を思い出す」と語った。『兎と亀』など韓国の童話をテーマにした庭園も人目を引く。

 その他に岩と松の間に小川が流れる『小さな雪岳』もある。春の雪岳(ソラク)山を再現したこの場所からは山鳥の鳴き声も聞こえ、春の趣にどっぷりと浸ることができる。

 韓国の花を植えるイベントや「作文大会」など、盛りだくさんのイベントも行われている。「美しい自然の物語」というテーマの今回の展示会は、8日まで行われる。問い合わせは韓国自生植物協会(575-6696、www.kwfa.org)まで。

崔洪烈(チェ・ホンヨル)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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