米国ニューヨークで活動しているインスタレーション作家のカン・インジュンさん（48）と香港の広告専門家ソ・ギョンドクさん（34）が、ハングルを世界に広げる活動に取り組んでいる。

　カンさんとソさんは9日、京畿道利川にある国連教育科学文化機関（ユネスコ）平和センターに、カンさんの作品「わたしたち、夢、平和」を寄贈すると発表した。

　カンさんが今回寄贈するのは、ユネスコ憲章の精神と平和への願いをハングルで表現し、所々に丸い壺の模様を入れた横4メートル、縦2.5メートルの作品。カンさんは今年3月初めにも、フランス・パリにあるユネスコ本部にハングルの作品「青春（Youth）」を寄贈している。

　ソさんは「ハングルの美しさを世界に広げることでカンさんと意気投合し、『ハングルを世界に広げるプロジェクト』を進めている。冬には米ハーバード大にもハングルの作品を寄贈する予定で、さらに国連本部など世界的な機関にもハングルの作品を寄贈していくつもりだ」と語った。

ニューヨーク＝朴宗世（パク・ジョンセ）特派員