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ダッチワイフ遺棄犯の素顔…妻死別で“同居”数年

 静岡県伊豆市の山林で寝袋にくるまれたダッチワイフが見つかり、遺体と早とちりした県警が一時、死体遺棄事件として捜査に乗り出す騒ぎとなったが、県警大仁署は16日、廃棄物処理法違反の疑いで、この人形を捨てた無職の男性(60)を書類送検した。

 調べによると、男性は先月21日、身長170センチ、体重50キロの女性型の人形を自宅から車で運び、投棄した疑い。人形が精巧だったことから、県警では死体遺棄事件として捜査に着手、検視の段階で人形と判明した。報道で騒ぎを知った男性が今月6日、同署に出頭した。

 関係者によると、男性は数年前に妻と死別して以来、人形をパートナーとして暮らしてきた。長く一緒に過ごしたが、子どもとの同居が決まったことと心臓への負担を考慮し、処分を決めたという。

 「長年連れ添った人形だから情も移ったようだ。バラバラにしてもかわいそうだし、処理に困って不法投棄に及んだ」(捜査幹部)

 報道を見て、「大変なことをした」と悩んだ末の“自首”だったという。

ZAKZAK 2008/09/16

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