今や企業にとって『社会貢献』はとても重要な意味合いを持つ。というか社会貢献をしないと、利益追求だけの企業に見られてしまい、社会的な信用や社員を募集する際のアピール力も低くなる。しかし実際に社会貢献しようとすると、これが難しい!
どこかの団体に寄付する、というのは最も簡単な方法ながら、今や効果が疑問視されている。キチンと使われているか確認しにくいからだ。かといって一つの企業でプロジェクトを立ち上げるのも難しい。途上国に井戸を1本掘るのだって数十万円の単位になってしまう。
加えて単独の援助というのは継続性が無い。映画ならハッピーエンドで終了ながら、現実の社会の場合、「出来上がったらオシマイ」では継続性という点で問題ある。今や時代は継続可能性(サステイナブル)まで考えなくてはならない。
そういった考え方を持つ経営者の集まりが『同士塾』だ。例えば困窮している人や地域、団体があったとしよう。一般的な社会貢献だと、金銭や物資の援助ということになる。これだと「対症療法」で、抜本的な解決になりません。
けれどその人や地域、団体で収入を得るシステムを創り上げれば、サステイナブルになってくる。同士塾の関根代表によれば「そこまでのお手伝いを金銭面からシステム作りまで含めてバックアップしたい」という。 (国沢光宏)
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>今や時代は継続可能性(サステイナブル)まで考えなくてはならない。
これまでの企業は営利の追求(=株主への還元)を目的として事業を進めてきました。
これに対し、昨今はサステイナブルビジネス(持続可能性をもったビジネス)という形態がよく話題にのぼります。
これは、従来の企業形態が
ものを作る→環境を破壊する→資源を消費する
というものであったのに比べ、サステイナブルビジネスでは
・使用したあと、回収して再利用する
・使用した資源を再利用できる形でものを作る
という点に主眼を置くところが異なります。
活動によって収益を上げて事業を継続させるだとか
引き続き援助し続ける
だとかいった概念ではありません。