10代の妊娠、米社会に波紋 メディアの影響?絶望感?米国で10代の若者の妊娠に関する話題が相次ぎ、社会に波紋を広げている。女子高生グループの“妊娠協定”問題が発覚したのに続き、共和党副大統領候補ペイリン氏(44)が長女ブリストルさん(17)の妊娠を公表、衝撃を与えた。専門家は、出産を美化するメディアの影響や、若者の将来への絶望感が背景にあると指摘している。 東部マサチューセッツ州グロスター市の高校で、女子高生が集団で出産や育児をしようと申し合わせ、同級生や20代のホームレス男性を相手に17人が実際に妊娠した-。タイム誌が6月に報じた衝撃的なニュースは全米で大きな話題になった。 同市のカーク市長が直後に「協定があったという証拠はない」と否定したことから騒ぎは沈静化したが、高校の校長は事実を隠すよう圧力を受けたと反発、市はいまだに対応に追われている。 米国では1980年代に10代の妊娠が増加、社会問題となり、学校での避妊教育が盛んになった。だが減り続けてきた10代の妊娠は2006年、増加に転じ、再び大きな問題となっている。
【共同通信】
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