私は喘息などがあって、米国、英国、日本それぞれの国で救急車で運ばれた経験があります。その待遇は様々でした。 まずは、米国。 当時は自分が喘息だとはわからず、咳がひどく呼吸困難になり、あせって同居人に救急車を呼んでもらいました。するとどうでしょう。5人ほどやって来まして一人は警官(事故や事件の可能性を想定しているのでしょう)、一人はアパート全体の鍵の管理者。それから救急病院の関係者と思われる人たち。 こっちは呼吸困難になっているのに、彼らは同居人に何か聞いています。肝心なことはお金の問題らしいのです。5万円かかるから、払えるか、というのです。こちらは、保険に入っているから、というと、ようやくOK。 払えなかったら、帰るとでもいうのでしょうか。この国では、何でもお金の世界のようです。 次に英国。 3階に住んでいたのですが、お腹が痛くなりました。抗生物質がきつくてやられたようなのです。救急車を呼んでくれたので、無理をして1階まで降りて行きました。やって来た救急車の担当者いわく、“歩けるくらいなら、救急車を呼ぶな!”。 英国で住んでみるまでわからないことですが、元植民地諸国から来て英国人になっていますインド、パキスタン、中国系、中米などの黒人系など、7%くらい居るともいわれます。現在はポーランドなどEUからの出稼ぎ労働者も入国しています。ロンドンなどはそれに旅行者が加わりますから、本国人の方が少ないかな?と思われるほどです。 彼らを中心にとまでは言いませんが、救急車をタクシー代わりに使う人が多いようです。そこで、こうした驚くような発言になったと思われます。 最後に日本。 日本に帰っても何度か喘息の発作にみまわれました(現在は、コントロールができていますが)。日本では、救急車は超親切です。 何度も使うのが悪いと思って、救急車の人にそう言うと、“いや、大変な症状が出たら、いつでも電話をください”と親切この上ない。最近は逆に、悪用する人たちも増えていると聞きます。タクシー代わりに使う人、一般患者より大事に扱われるので(待たなくて良いし、色々と症状を早く見てくれる、保険などうまく利用できるなど)、これを悪用する人が出てきているようです。 救急車にも、その国の経済、社会、文化が反映されるというお話でした。 |
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