YouTubeで大人気!ハグするライオン、クリスチャンの感動実話が映画化
[ロサンゼルス/トロント 5日 ハリウッド・レポーター] YouTube上で大人気を博している、クリスチャンという名のライオンと元飼い主との再会物語の映画化をソニー・ピクチャーズが企画している。
1969年、ジョン・レンダルとアンソニー・“エース”・バークという2人のオーストラリア人青年が、ロンドンの高級デパート、ハロッズで売られていた子ライオンを引き取るところから物語は始まる。ロンドンでも最もヒップなチェルシー地区にあった彼らの家での楽しい共同生活。
だが成長したクリスチャンを街中で飼い続けるのはどだい無理な話で、レンダルとバークは映画「野生のエルザ」のモデルになったジョージ・アダムソンの助けを借りて、彼をアフリカのサバンナに帰すことにする。
それから1年後、2人はクリスチャンをケニヤに訪ねることにする。すでに野生に戻って自身の群れを率いるようになったクリスチャンがかつての飼い主を覚えている確率は低かった。だがクリスチャンは、レンダルとバークの姿を認めると彼らの元に駆け寄り、2人に抱きつき頭をこすりつけて再会を喜び……。
もともと71年に「Christian the Lion」としてドキュメンタリー化された実話だが、37年後の今になってYouTubeにアップされた感動の再会シーンがこれまでに2000万回以上アクセスされ、号泣必至の映像として話題になっていた。
ソニーでは現在、レンダルとバークが72年に出版した「A Lion Called Christian」(邦訳「ライオン街を行く」)と、2人の半生の映画化権取得の交渉に入っているという。