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盗聴器:大阪府教委職員が「2カ月前に置いた」

タップ型コンセントの盗聴器が置かれていた机=大阪市中央区の大阪府庁別館5階で石川隆宣撮影
タップ型コンセントの盗聴器が置かれていた机=大阪市中央区の大阪府庁別館5階で石川隆宣撮影

 大阪府教委高等学校課(大阪市中央区)の机の上に盗聴器が仕掛けられていたことが12日分かった。府教委は盗聴器を府警東署に任意提出したが、同日夕方になって同課の職員が「2カ月ほど前に自分が置いた」と申し出たため、府教委は詳しい動機や経緯を聴いている。

 府教委によると、11日午後11時ごろ、民放の情報番組のスタッフが、府教委が入居する府庁別館付近の路上で盗聴に関する取材をしていたところ、同伴していた盗聴器発見の専門業者が不審な電波を感知した。

 発信源を調べたところ、別館5階にある同課の部屋が特定され、職員の立ち会いのもと、生徒指導グループの机の上に置かれた盗聴器を見つけた。盗聴器は二またコンセントに偽装した「タップ型」と呼ばれるタイプ。7~8メートルの範囲の音声を拾い、約100メートルの範囲で傍受できるもので、2万円程度で市販されているという。

 生徒指導グループは府立高校の生徒の生活や進路指導を担当している。

毎日新聞 2008年9月12日 21時09分(最終更新 9月12日 21時12分)

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