September 12, 2008

隠居

リタイアすることを夢見ている人が多い。
何歳で仕事をやめて、老後はここに住むとか。

私の周りにいる人間も仕事をやめることを夢としている
人間がほとんどである。

かくいう私は、死ぬまで仕事をし続けたいと思っている。
いまの稼ぎではそうせざるをえないというのもあるが、
もし仮に宝くじやカジノでジャックポットがあたったとしても
働き続けたい。

ただし、それは興味のある仕事。好きな仕事という条件でのものだが。

仕事をやめたいという願望はないが、将来どこに住みたいという願望はある。
私が将来住みたいのはバンコクである。

人間歳をとってくれば、身体じゅう「ここが痛い」とか「あそこが痛い」とか
いうことになってくる。私はまだ48歳なのだが、それでもここ半年以上、
足の裏の「土踏まず」の部分が痛いし、首や腰にも痛みがある。

65歳ぐらいになったら、いまの何倍も痛いところが増えるのは容易に予想できる。

となれば、毎日マッサージを受けられる生活こそが、幸せな生活といえる。
バンコクでは日本円にして1000円ぐらいで2時間のタイマッサージが受けられる。

月に3万円もあれば毎日2時間マッサージが受けられるということだ。
もし毎日通うということなら、恐らく店側が大幅なディスカウントの
要求を呑んでくれるとも思う。

さて、そんなことはすでに2年以上考えているのだが、困ったことに
家内の同意が得られない。

前回のアジア旅行は6月半ばに家族全員で来た。
家族はテキサスから、私は単身赴任先から出発して
シアトルで落ち合った。

シアトルから成田を素通りするような形でバンコク入り。
なぜシアトルだったかといえば、その日はシアトルからの
便しかビジネスクラスがたくさんあいている便がなかったからだ。

私はもう長時間のフライトをエコノミーで行くなんてことは
絶対したくない。それをするにはデブすぎる。
かと言って自分一人ビジネスで他の人間はエコノミーというのも
気分が悪い。

家内と2人でビジネスクラスに乗って、子供たちはエコノミーというのが
一般的に多いパターンなのかもしれないが、
私の考えとしては子供たちにも出来ることならビジネスクラスに
乗ってほしい。ビジネスクラスに慣れたら誰だってエコノミーになんか
乗りたくなくなる。

子供たちはこれで選択肢がへる。もう、出世するしか道がない。
ビジネスクラスに乗れるよう出世しなければならなくなった。
ということは、2人とも遮二無二出世のための努力をするだろう。
これでいいのだ。

で、バンコクに着いた。家内は「私はタイに行ったら像に乗りたいのよ」
と何度も言っていたから、家内の欲望を満たしてあげた。
バンコクから2時間くらいいったところにカンタナブリという町があって
そこで象に乗って川沿いを歩き、川を渡るというツアーがあったので
参加することにした。1人あたり米ドルで120ドル。約500ドルの出費…。

でもお陰でカミさんハッピーハッピー上機嫌。

息子をチームリーダーにしてバンコクの観光にも行った。
その時私はいつもの有馬温泉に行ってきた。

で、家族で色々な話をしたが、結論として家内はタイに住むのは
いやだという。

「なんだかんだ言ってもサード・ワールドよ。
私は先進国にしか住みたくないわ」

困った…。

jimmysuzukiusa at 12:55 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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