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2007/09/21 の記事

□ 借金2.5%減 大阪市公営・準公営企業06年度決算
□ 来館者7億人を突破 複合施設「アクティ大阪」
□ 御堂筋パレード概要発表 一般公募の82団体参加
□ 文楽で障害者と交流 千里金蘭大生が人形遣いに挑戦
□ ベスト4決まる 大阪球友連盟旗争奪少年野球
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借金2.5%減 大阪市公営・準公営企業06年度決算

 大阪市は二十日、公営企業会計と準公営企業会計の二〇〇六年度決算を発表した。単年度収支で高速鉄道(地下鉄)など四会計が黒字、自動車運送(バス)など四会計が赤字。借金に当たる企業債残高は一兆九千七百九十六億千九百万円と前年度比で2・5%減った。また〇六年度分から民間企業並みの会計情報を開示するため、報告書を作成。上場企業の有価証券報告書を参考に会計形式を変え、純資産では自動車運送と市民病院がマイナスになったのをはじめ、全会計で決算額を下回ることが分かった。

 報告書では、地方公営企業法に基づいた決算額から民間企業に準じた会計にするため、資産への減損会計の導入▽借入資本金(企業債)の負債への計上▽退職給付引当金および貸倒引当金の計上−を加えた。また今回から経営状況を示す各指標を含めた経営分析結果も書式を統一し、全会計で公表した。

■水 道■

 給水収益や受託工事収益が減少し、収益は前年度に比べ2・6%減少したが、物件費などの費用も減り、五年連続の黒字(八十二億八千八百万円)。工業用水道事業は受託工事収益が増加し、給与の抑制など人件費を減らした結果、一億二千百万円の欠損となったが、前年度比で二億二百万円収支改善した。

■市民病院■

 市立の四市民病院の総患者数は、産科医の欠員などが影響し、入院・外来ともに前年度に比べ減少。経営収支では人件費などを抑えたが、十三市民病院の用地取得で特別損失があり、四十二億六千万円の赤字となった。運営資金の不足を示す不良債務は百二十八億円に膨らみ、実質的な経営破たんが続いている。

■中央卸売市場■

 支払利息の減少などで費用は2・3%減ったが、バナナ加工施設跡の用地売却による特別利益がなくなったため、十七億八百万円の欠損。十五年連続で赤字が続いており、段階的な施設料の引き上げや業務の効率化を進めるという。

■港 湾■

 前年度に比べ、港湾施設提供事業は使用料などが減少し収益は2・5%減ったが、大阪港埋立事業収益は土地売却が進み8・6%増。それぞれ二十億五千五百万円、二十三億九千八百万円の剰余で、計四十四億五千三百万円の黒字となった。

■下水道■

 下水道使用量は伸び、維持管理費などは減少。一般会計補助金が減ったため、収益は4・4%減の八百三十三億四千万円だった。費用は3・7%減らしたため、収益は四十億九千三百万円の黒字。全額を減債積立金に回す。

 



来館者7億人を突破 複合施設「アクティ大阪」
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くす玉を割って来館者7億人突破を祝う式典出席者ら

 大阪市北区のJR大阪駅に隣接する複合施設「アクティ大阪」の来館者が二十日、七億人に達し、記念セレモニーがあった。客と関係者らが、くす玉を割るなどして節目を祝った。

 同駅一階「出会いの砂時計」前で行われた式典では、待ち合わせ客などが見守る中、大阪ターミナルビルの池田靖忠社長が「施設に入る各社の創意工夫とお客さまのおかげでここまで来られた」とあいさつ。七億人の代表として選ばれた客七人が、池田社長らとともにくす玉を割り、「七億人の来館者とアクティ大阪との虹の懸け橋」をイメージした「レインボーローズ」という七色のバラの花束などを受け取った。

 アクティ大阪は、大丸梅田店やホテルグランヴィア大阪などを含む複合施設で、一九八三年四月二十七日に開業した。二十二日までの午後七時−同十一時、施設南壁面に「ナイトレインボー」を映写するなど記念感謝イベントを行う。

 



御堂筋パレード概要発表 一般公募の82団体参加
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「御堂筋完成の歌」を披露するパレード参加者ら

 大阪21世紀協会は二十日、十月十四日に開催する恒例の「御堂筋パレード」の全体概要を発表した。御堂筋開通七十周年、御堂筋パレード二十五回目という節目の年を市民とともに祝うため、今年初めて参加団体を一般公募した。

 パレードのコースは、大阪市役所前から長堀通までの約二・一キロで、御堂筋の歴史を歌とダンスで表現する「時代絵巻」、国際パレード、公募によって選ばれた市民パレードの三部構成。

 時代絵巻は、遣隋使の小野妹子などに扮(ふん)して国際交流で栄えた大阪を振り返る行列から始まり、御堂筋開通で沸いた大大阪時代、戦後復興、大阪万博開催など十場面に分けてパレードする。

 概要の説明会では、御堂筋完成七十周年記念として制作された「御堂筋完成の歌」をダンスとともに披露。同協会の堀井良殷理事長は「それぞれの町には歴史がある。年輪を刻み、歴史を振り返ることで今後を展望したい」と述べた。

 一般公募には百五十の市民団体から応募があり、昨年の六十四団体を上回る八十二団体が選ばれた。経費は二億一千万円で、昨年より四千万円削減した。

 



文楽で障害者と交流 千里金蘭大生が人形遣いに挑戦
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人形遣いの練習に励む学生たち(右から大林さん、岡本さん、下山さん)

 大阪府吹田市藤白台の千里金蘭大の学生たちが、地域の障害者らに文楽の人形遣いを楽しんでもらうため、熱心に練習に励んでいる。初舞台は二十二日。聴覚障害のあるメンバーも参加し、「訪問活動を続けたい」と意気込む。

 人形の首や手先を細やかに動かすことで豊かな感情を表現する文楽に挑戦するのは、同大人間社会学科一年の大林あさみさん(19)、下山遥さん(同)、岡本舞さん(同)の三人。大学が所蔵する文楽人形「お染ちゃん」で高齢者施設の慰問活動を続けてきた先輩たちの後継者として、介護福祉に興味がある大林さんらに教授らが白羽の矢を立てた。

 人形の左手と小道具の操作を担当する「左遣い」の大林さんは両耳に補聴器を装用し、「語り」を務める下山さんの声をしっかりと聞き取ることができない。そのため、「主遣い」の岡本さんが操る人形の首や右手の動きに注意を払い、次の動作を察知しながら瞬時に左手の動作を合わせる。七月から毎週集まって練習を重ね、「やっとタイミングがつかめてきた」という。

 地域の障害者やその家族ら約五十人を招いて、藤白台市民ホールで二十二日にある交流会が初舞台。「お染ちゃん」を操りながら伝統芸能の見どころを紹介し、人形の動きについてのクイズなども行う。

 大林さんは「楽しんでもらえるよう、笑顔を絶やさずに演じたい」。重度の聴覚障害がありながら、学生に文楽人形の遣い方を指導している片山剛教授は「教員と障害者の両方の立場から、学生と障害者の交流の手助けをすることで、今後の福祉のあり方に一石を投じられないかと考えている」と活動を見守っている。

 



ベスト4決まる 大阪球友連盟旗争奪少年野球
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熱戦を繰り広げる選手

 「第3回大阪球友連盟旗争奪少年野球大会」の第2日は15日、大阪府八尾市の久宝寺軟式球場で開かれた。予選リーグ1試合と敗者戦5試合に熱戦を展開。UHK2、三国少年野球団、北出戸モンスターズ、大道ジャガーズの4チームが予選を突破した。敗者戦では井高野シーレックスが優勝し、総合5位に入った。

 





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