送信のご注意

■ システム受信制限
1メッセージのサイズが1Mbyteを超過したものは受信を拒否します。
1メッセージにおけるソフトバンクユーザー宛先(RCPT TO)が100件を超過したものは受信を拒否します。
(2005年1月5日より)
フロムヘッダが空白のものは受信を拒否します。
Message IDヘッダが空白のものは受信を拒否します。
当社メールシステムに同報送信されるメールの中に大量の宛先不明メールが含まれている場合、そのメールを“迷惑メール”とみなし、その送信元から送信されるメールは一定時間受信を拒否します。
メールマガジン等で弊社システムに同報送信される場合は以下の点にご留意下さい。
1 ユーザーにメールアドレスを登録いただく際はアドレスに誤りがないよう確認メールなどで確認の上リストに登録して下さい。
       
2 宛先不明でエラーとなったアドレスは逐次送信リストから削除するよう定期的なリストメンテナンスをお願いいたします
       
3 登録ユーザーがアドレスの変更または送信の停止が行いやすいようにして下さい。
     
インターネットサービスプロバイダ経由でメール送信される場合、一部送信者が宛先不明のメールを多く含んで送信することにより、同一プロバイダ利用のメールが規制対象となり、送信しにくくなる場合があります。
■ 送信に関するご注意
   
当社メールシステムはRFCに準拠したメールをサポートしています。RFCに準拠していないメールに関しては、受信側に正しく送信されない可能性がありますのでご注意下さい。
(詳細はFAQを参照下さい。)
ヘッダ部が12Kbyteを超えるようなメール(<例>TOやCCに多数のアドレスが含まれている場合や、件名が過度に長い場合)は正しく送信されない可能性があります。ご注意下さい。
■ DNSの逆引きについて
 
当社メールサーバからのメール受信時にDNSの逆引きを行いますと、送信元メールアドレスのドメイン部分が「vodafone.ne.jp」であるか「softbank.ne.jp」であるかに関らず、DNSが返すFQDNは「softbank.ne.jp」になります。

また、ディズニー・モバイルのメールサービスにおいて、送信元メールアドレスのドメイン部分が「disney.ne.jp」の場合も、DNSが返すFQDNは「softbank.ne.jp」になります。

受信MTAにてDNS逆引きによる受信拒否設定等を行っている場合、送信元メールアドレスのドメイン部分がどちらであっても問題なく受信する様、設定をお願い致します。

なお上記ドメインはいずれもSPFレコードを公開しております。
■ SPF/Sender ID方式を用いた送信ドメイン認証フィルタの導入について

1. 機能提供開始時期
3月下旬に予定しておりました「なりすましメール拒否機能」の拡張による「SPF/Sender ID方式を用いた送信ドメイン認証フィルタの導入」につきましては、提供開始時期を延期いたします。
詳しくは弊社ホームページをご参照ください。

http://mb.softbank.jp/mb/information/details/080314b.html
2. SPF/Sender ID方式を用いた送信ドメイン認証とは
ソフトバンクおよびディズニーモバイルのメールサーバに届いたEメールのHeader Fromに記述されているドメインのDNSサーバを参照し、 SPFレコードに記述されているそのドメインで送信されるメールサーバのIPアドレスと、届いたEメールの送信元IPアドレスを照合し、その認証結果を用いてフィルタリングを行います。
ドメイン認証イメージ
3. メールサーバ管理者の方へのお願い
お客さまが「なりすましメール拒否設定」で「受信しない」に設定されても、メール送信元のサーバのIPアドレスがDNSサーバにSPFレコードとして正しく記述されていれば、「なりすましメール」と判定されることはありません。
なおSPFレコードはサブドメインまで見ますので、送信に使用されるドメインについてはサブドメインを含めて全て記述されますようお願いします。
また送信に用いないドメインにつきましては、なりすまされないよう「送信に用いないドメイン」としてSPFレコードを記述されることをおすすめいたします。
4. SPFレコードの記述について
SPFレコードは、以下をご参考に記述願います。
例:ドメイン「example.co.jp」で送られるメールが、「100.100.100.0/24」のIPアドレス帯から送信される場合。
example.co.jp.□IN□TXT□"v=spf1□+ip4:100.100.100.0/24□~all"
      ドメイン名         バージョン情報       定義           限定子
※ ドメイン名の最後には「ドット(.)」が必要です。忘れないようご注意下さい。
※ □は半角スペース1つです。欠けていたり2つ以上あるとエラーになります。
※ 「IN□TXT」(テキスト)での記述を御願いします。 「IN□SPF」だけでは受信拒否されます。
※ SPFレコードの記述方法については、「http://www.openspf.org/」「RFC4408」をご参照ください。
5. 注意事項
SPFレコードの確認には、 “header From”だけを参照します。”envelope from”は参照しません。
限定子「-all」「~all」「?all」は、いずれも「PASS(定義されているIPアドレス)」以外は受信拒否されます。
SPFレコードの記述のない場合、記述に誤りのある場合は、受信拒否されます。
サブドメイン「sub.example.co.jp」についても、記述がない場合は受信拒否されます。
SPFレコードにより送信ドメインが認証されないメールに対して、エラーメールは返しません。
6. 補足
弊社では、2006年3月29日より「JEAG」(ジーグ)(※1)が策定したリコメンデーション(提言書)に基づいて、SPFレコードをDNS(※2)サーバー上で宣言しております。
これにより、SPF/Sender ID方式の送信ドメイン認証技術を導入しているインターネットサービスプロバイダーや一般企業などのメールサーバーにおいて、 ソフトバンク携帯電話のメールアドレスのメールを受信した際に、ソフトバンク携帯電話から送信された正当なメールであるかどうかを判別できるようしております。
*対象ドメイン:「softbank.ne.jp」「x.vodafone.ne.jp」および「jp-x.ne.jp」 ※x=d,h,t,c,k,q,r,n,s
※1 Japan Email Anti-Abuse Group の略。 日本国内の携帯電話事業者や主要インターネットサービスプロバイダーが、業界全体で連携して迷惑メールに対処することを目的として、2005年3月に共同で設立したワーキンググループ。
参考:送信ドメイン認証についてのJEAG recommendation <http://jeag.jp/news/pdf/SenderAuthRecommendation.pdf>
※2 Domain Name System の略。 ドメイン名とIPアドレスを相互に変換するデータベース。