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NOTE.  

DATE.  2008 . 9 . 8

事務局の“電話取材”に対して

 WBC、WBCって、なんなんだ? なんでお前ら(事務局)までそんなことばっかりいうんかな。去年のプレ五輪の時だったか、このページでも「WBCの監督まではやりませんよ」っていっとったやないか。たとえば日本の球界はなんでもつい、ON、ONって、おんなじ人ばっかりにやらせたがる。日本代表の監督も2年にわたっておれがやったら、それでひとまずは終りでいいんだし、「これから他の若い人たちがどんどん出ていってやったらいい。そうでないといけないんじゃないか」って。

 この件についてもあることないこと、いろんなことをいってる人たちがいるか知らんが、北京でも終ってから(記者たちに)「リベンジしますか」っていわれて、「いや、そんなもんない。リベンジっていうのは絶対に勝つということやろう。ないよ、ない、ない」ってそう答えてるやないか。確かに去年のプレ五輪の前後というか、代表監督に決まってしばらくしてから一部の人たちに、間接的にだけれど「WBCも引き続いて」というようなことを匂わされたことはあった。そういう空気はあったことはあったと思うけれど、それはそれだけのことであって、おれの口からどうこういう話でもそういう状況でもないということじゃあないのか。だから、なんもいわんでおるんじゃあないか。

 たとえあったとしても、いや、ないんだけれど、こんな世論やメディアの状況のなかでやったとしても決して盛りあがらんし、そういう支持がなかったら成功なんかするわけがない。今、火ダルマになっているおれがなんでまた“火中の栗”を拾うようなことをするのか。娘たちもおれがこうしてさらし者になっていることで、余計に心を痛めているし、「パパ、ユニホームはもういやよ。長生きすることの方を考えてちょうだい」っていっている。誰も賛成するような話じゃあないだろう。

 いろいろ心配したり、気にかけてくれるのは有難いけれど、ない話に向かって断わるも辞退するもない。お前(事務局)もあんまり、同じようなことを何度も言うな。明日はテレビ(日本テレビ系ZERO)もあるし、来週は巨人・阪神戦の解説もあるし、そういうことにようやく戻っていこうとしている時だ。おれも元気だ、お前も元気出せ。


© Sen’ich  Hoshino’s on-line report.