HEROES / ヒーローズ シーズン１ 第１話 「創世記」
シーズン1 第1話 「創世記」
ニューヨークに住む介護士のピーターは、ビルの屋上から飛び降りる夢ばかり見るようになっていた。自分には特別な能力があり、空を飛べるのではないかと思い始めたピーターは、兄ネイサンに相談する。しかし、下院議員に立候補し何かと忙しいネイサンは、ピーターの話などまともに聞いてくれなかった...。
インドの大学で遺伝学を教えるモヒンダーは、父が亡くなったと報せを受ける。父も有名な教授だったが、超能力の研究に没頭し過ぎて学会から追い出され、ニューヨークに移りタクシー運転手をしながら独自に研究を続けていたのだ。父の死に疑問を抱き、ニューヨークに飛んだモヒンダーは、父の部屋に侵入者がいることに気づき、慌てて逃げ出すのだが、その侵入者メガネの男に逆に存在を知られてしまう。
ネット上で自宅からストリップをライブ中継し、せっせと小金を稼ぐニッキーだが、借金の返済には追いつかない。取立てに来たリンダーマンの手下に殴られ気を失ったニッキだが、目を覚ますとその手下は死体となって転がっていた。ふと鏡に目をやったニッキーは、そこに映った姿を見て、もう一人の自分の存在に気づくのだった。
テキサスの女子高生クレアは、自分が不死身だと気づいた。それを証明するため友人のザックに頼み、高い所から飛び降りるのをビデオカメラで録らせる。地表に激突したクレアを心配するザックだが、クレアのケガやキズは一瞬で治ってしまう。その帰り道、列車の脱線事故現場に出くわしたクレアは、燃え盛る車両に飛び込み、逃げ遅れた人を救助した。服が燃えてしまったのにヤケドを負っていない少女を見て驚く人々を残し、現場を立ち去るクレアだった。
東京のオタク系サラリーマンのヒロは、自分は時空を操れると信じ込み、ろくに仕事もせずいつも時計を睨み念じ続けていた。ある日、ついに時計の針を1秒戻すことに成功したヒロは、友人に得意がって話をするが、信じてはもらえずバカにされるだけ。帰宅途中の地下鉄でニューヨーク旅行の広告を見たヒロ。静かに目をつむり念じてみたヒロが再び目を開けると、そこはニューヨークだった。
シモーネが恋人の画家アイザックのアトリエを訪ねてみると、アイザックが絵を全て破棄しようとしていた。理由を聞いてみると、自分は予知能力に目覚めてしまったらしいと言う。何かを予知すると無意識に絵を描いてしまい、あとでその通りの事件や事故が起こるのだと。恋人がおかしくなってしまったと思ったシモーンは、寝たきりの父の介護をしてくれているピーターに助けを求める。ピーターがアトリエに着いた時には、すでにアイザックは自殺を図っていた。意識朦朧としながらも、絶対にあれを阻止しなければ...と呟くアイザックが指差した先には、核爆発に包まれるニューヨークの絵があった。そしてピーターは、その横に空を飛ぶ自分の絵を見つけた。
兄ネイサンを呼び出し、その目の前でビルから飛び降りたピーター。だが、絵のようには飛べず、ただまっ逆さまに落ちていくだけだった...。しかし・・・
左から・・・
ヒロ、ＤＪ(ﾆｯｷｰの夫)、ネイサン、ピーター、ニッキー、
モヒンダー、マット、クレア、シモーネ、アイザック