サラリーマンの各種年収データを階層別に男女別のグラフでまとめました。
参考:国税庁 平成18年 民間給与実態統計調査結果
階層ごとの平均年収の詳細
国税庁の民間給与実態統計調査結果より階層ごとの年収データを分布グラフでまとめてみました。
グラフの詳細値は下記のようになっております。
階層 |
男性(単位:万人) |
男性割合(%) |
女性(単位:万人) |
女性割合(%) |
100万円以下 | 72.8 |
2.7 |
287.6 |
16.5 |
100万円台 | 190.2 |
6.9 |
472.1 |
27.1 |
200万円台 | 328.7 |
12.0 |
389.3 |
22.4 |
300万円台 | 484.6 |
17.7 |
271.6 |
15.6 |
400万円台 | 472.1 |
17.2 |
152.9 |
8.8 |
500万円台 | 355.1 |
12.9 |
76.2 |
4.4 |
600万円台 | 249.2 |
9.1 |
36.7 |
2.1 |
700万円台 | 181.5 |
6.6 |
18.7 |
1.1 |
800万円台 | 122.7 |
4.5 |
10.2 |
0.6 |
900万円台 | 80.6 |
2.9 |
7.5 |
0.4 |
1,000〜1,500万円 | 154.5 |
5.6 |
10.9 |
0.6 |
1,500〜2,000万円 | 32.9 |
1.2 |
3.5 |
0.2 |
2,000万円越 | 20.3 |
0.7 |
2.0 |
0.1 |
参考:国税庁 平成18年 民間給与実態統計調査結果
階層分布図からの考察
グラフを見ますと、男性では年収300万円、400万円台がボリュームゾーン、女性では年収100万円、200万円台がボリュームゾーンとなっています。
全人口に対する300万円以下の割合は、男性で21.6%、女性で66.0%でした。
一方、全人口に対する1,000万円以上の割合は、男性で7.5%、女性で0.9%。近年の推移を見ますと、男性の割合が伸びており、特に1,000〜1,500万円のゾーンが増えている傾向にあります。
格差社会と言われて久しいですが、上記統計データからもその事実が伺えます。収入300万円以下の人口割合が増えるとともに、収入1,000万円以上の割合も増えています。以前はピラミッド型をしていた分布図がM字型に変わりつつあります。
この傾向は近年表面化してきており、今後も顕著に見られることが予想されます。
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